2020年度の国民医療費が、対前年度比2~3%台で減少する。これは国民皆保険制度になった1961年からの60年間で初めてのことだ。
その理由は、新型コロナの流行に伴う受診控えとされているが、背景には〝不要不急〟の受診が顕在化し、特定の診療科の受診、特定の年齢層の受診が減少したことがあるだろう。
「医科機関が診療報酬を請求するレセプトの点数に基づく2020年4月~11月の医療費(前年同期比)は、皮膚科と産婦人科がほぼ前年並みでした」(医療ライター)
特定の診療科が苦境に…
「これに対して、小児科(27.8%減)、耳鼻咽喉科(26.4%減)、外科(11.4%減)のマイナス幅が大きい。小児科は『無料だから』と必要以上に子供を受診させていたケースが減ったこと、耳鼻咽喉科はマスク着用が常態化し、それが病気予防につながって患者が減ったと推測されます。また、耳鼻咽喉科には独特の検査があり、これによるコロナ感染を患者側が恐れて、受診抑制につながったのではないでしょうか」(同・ライター)
国民医療費がマイナスということは、医療費負担も減るわけだが、特定の診療科が苦境に陥ることは望ましいことではない。
あわせて読みたい
- [New] 小室眞子さん圭さん夫妻の“取材合戦”終止符?マスコミ各社が一気にトーンダウンしたワケ
- [New] 安倍晋三VS麻生太郎「全面戦争」の萌芽! 相容れない“岸と吉田”の遺伝子
- [New] 無免許当て逃げの木下富美子都議に「ゲッソリして出てくるかと思ったら全然痩せてなくて吹いた」
- [人気] 北朝鮮・金正恩総書記が妹・与正氏に服従!? 「恐怖政治」禅譲の最新情報!
- [人気] 温水が出ない! コロナの影響で「給湯器」「トイレ」の在庫が深刻ピンチ
- [話題] “微アル”がストロング系を駆逐!「安く酔える」から「酔わずに楽しく」へ
- [話題] 「葬儀社」と「警察」の癒着…札束が乱れ飛ぶ“遺体獲得戦争”の舞台裏