(画像)EFKS/Shutterstock
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侍ジャパンWBC初陣へ!見どころはメジャーからの追加招集と「長嶋イズム」

11月に行われる「侍ジャパンシリーズ」4試合を戦うメンバー28人が発表された。世界一奪還の秘策は「長嶋イズム」だ!


「5日に日本ハム戦、6日に巨人、そして9、10日はオーストラリアと戦います。千葉ロッテの佐々木朗希を初戦か豪州戦で先発させる予定です」(関係者)


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28人中15人が初招集となった。佐々木の先発といい、若く、楽しみの多いチームである。


栗山英樹代表監督は選手発表の会見で大谷翔平など日本人メジャーリーガーの追加招集にも含みを持たせた。


「エンゼルスのM・トラウトがアメリカ代表の主将を務めることが決定しています。WBCに協力的でないメジャーのオーナーもいますが、トラウトがOKで大谷がダメってことはないでしょう。大谷の侍ジャパン参戦は間違いありません」(米国在住記者)


大谷、村上宗隆、牧秀悟、佐藤輝明、岡本和真…。そんな強力打線を爆発させるメソッドが、長嶋茂雄・巨人終身名誉監督から栗山監督に伝授されていた。


「テレビ朝日系のテレビマンが栗山監督の要望を聞き、セッティングしたみたい。一部を放映させてもらう約束で日程を調整しました。栗山監督は『1994年のメークドラマ』を出して、色々と質問していました」(同)

メークドラマは意外な戦略に

時期は分からないが、選手発表前のようだ。長嶋氏は大谷、村上らが並ぶ強力打線を見抜いていたのか、「4番だろうと、関係ない」と勝負どころであれば、躊躇せずに「バントのサインも」と助言。栗山監督は、「大谷でも?」と身を乗り出して聞き直したそうだ。


長嶋氏は頷き、DHでスタメン出場させてクローザー登板させる案も提案した。


「メークドラマの『10・8決戦』で、長嶋氏は松井秀喜にバントをさせました。『松井に?』の驚きが後続バッターたちの思いに火をつけたようなもの」(同)


今月4日の会見で、栗山監督は巨人の戸郷翔征に中継ぎ登板を要請。戸郷も快諾している。


「今回選ばれた28人全員がWBC本番を戦うことにはなりません。大谷の合流もそうですが、オリックスの山本由伸らがいません。シーズンをフル稼働したので強化試合は休ませ、来年1月に正規メンバーが編成される予定」(ベテラン記者)


若手は11月の4試合で結果を出さなければならない。


内部競争を激化させ、チームを強化する。これも、長嶋メソッドの1つなのだろう。