ザ・タブー

盗撮では満足できなかったホカホカパンティー強奪魔~男と女の性犯罪実録調書

盗撮では満足できず下着の強奪魔と化した
盗撮では満足できず下着の強奪魔と化した イラスト/佐藤ヒロシ (C)週刊実話Web

亀山新一(35)は高校卒業後、会社員となり、経理事務をしていた。

20歳のときには同棲する彼女もできて、ごく普通の青春を満喫していたが、亀山が同棲中に興味を持ったのが彼女の下着だった。

「女の子はこれほど多くの下着を持っているのか…」

亀山は彼女の下着が洗濯カゴの中に入っていると、密かに手に取り、匂いを嗅ぐのを楽しみにしていた。パンティーの股間部分を押し広げ、鼻を近づけると、シミからは生臭い淫水の匂いが立ち昇る。小水のアンモニア臭ではなく、明らかに女の匂いだ。

亀山は彼女と何度もセックスしているというのに、彼女がいないときを見計らい、パンティーの匂いを嗅ぎながら、オナニーにふけるという行為が病みつきとなった。

やがて、その彼女と別れることになると、通販で女性用の下着を買ってみたが、やはり生身の女性がはいたパンティーでないと、イマジネーションが萎えてしまい、思うような満足感を得られなかった。

そこで亀山は深夜に徘徊し、ベランダに干してある下着を盗むようになった。さらに亀山は、その家の住人の女性の容姿を確認してから、狙いすましたようにパンティーを盗むようになった。その方がイマジネーションが膨らむからだ。

このようなどうしようもない性癖を抱え、さらにそれを促進させたのが1年前の転勤だった。亀山は繁華街近くのアパートに引っ越したが、そこから会社に向かう途中、地下街を通って、地上に出るためのエスカレーターに乗る場所があった。そこが絶好の盗撮スポットだったのだ。

亀山は目の前に女性が立つたび、スマホを差し入れて盗撮するようになった。

今、目の前にいる女性がこんなパンティーをはいている――。それは別の意味で亀山の性的趣向を満足させた。そんな亀山に決定的な影響を与えたのが、通行人の女性のパンティーをはぎ取って逃げるアダルト動画だった。

犯行時間わずか20~30秒の早業

(こうすれば、好みの女が1日中はいていた生パンを入手できるじゃないか)

亀山はそれを想像するだけでは、自分の欲望が抑えられなくなった。

亀山の自宅近くの駅にはクラブがあるので、深夜に若い女性が歩いていることが多い。ある日、亀山は盗撮目的で駅周辺を徘徊し、コンビニで買い物中だった深谷芳江さん(20)に目をつけた。

芳江さんは左手にスマホを持ち、右手に買い物袋をぶら下げて、ミニスカート姿で歩いていた。芳江さんが油断している様子だったので、人けのない場所で突然、後ろに引き倒した。

「キャーッ!」

尻もちをついた芳江さんのスカートの中に両手を突っ込んで、パンティーを足首まで引き下ろし、ヴァギナが丸出しになった芳江さんに構うことなく、パンティーを奪ってその場から逃走した。わずか20~30秒の早業だった。

「やったぜ!」

亀山は今しがた手に入れたばかりの戦利品を鼻に押し当て、深々と息を吸い込んだ。匂いを嗅ぎながら、肉棒がビクンビクンと波打つのを感じ、大急ぎで自宅に戻ってオナニーした。

「むぐぅ…、これは凄い。オレのコレクションの目玉になるぞ」

それと同時に、亀山はもう1つの一線を越えようとしていた。それは同じアパートに住む女性のパンティーを盗むことだった。

その女性には彼氏がいて、郵便受けに入った合鍵を使って、アパートに出入りしていることを知っていた。亀山はいつかこの合鍵を使って、女性の留守中に部屋の中に忍び込み、使用済みのパンティーを盗みたいと考えていた。

そのチャンスは年末年始にやってきた。女性が帰省して、留守にしていることが分かったのだ。

目的はパンティーだけで肉体には目もくれず…

念には念を入れて、深夜2時ごろに忍び込んだ。

残念ながら、洗濯かごの中に使用済みのパンティーはなかったが、部屋干ししているパンティーとブラジャーがあるのを発見した。

「これが彼女が普段はいているパンティーか」

亀山はそれだけでも満足した。当然のように持ち帰り、自分のコレクションに加えた。

実家から帰ってきた女性は、お気に入りのパンティーとブラジャーがないことに気付き、警察に届けた。しかし、その犯人が同じアパートの住人で、会えばあいさつする男の仕業だとは、露ほども考えなかった。

さらに亀山は、深夜に1人歩きしている女性を狙い、コレクションを増やす目的のためだけに襲うようになった。襲うといっても、亀山の目的はパンティーだけで、肉体には目もくれない。

アルバイト先から帰宅途中だった東美紀さん(19)は、途中で男につけられていることに気付いた。

様子をうかがうために自動販売機の前で立ち止まり、ジュースを買うふりをすると、予想外のことが起きた。

男が中腰にかがんで、美紀さんのワンピースの中に手を入れ、パンティーを脱がそうとしてきたのだ。

「キャーッ!」

美紀さんが路上に倒れ込んでも、男はパンティーを脱がそうとし続けた。

結局、男はパンティーをはぎ取って逃げてしまった。現場は美紀さんの自宅マンションの目と鼻の先だったので、付近を歩くこともできなくなり、1カ月後には転居を余儀なくされた。

亀山の悪趣味はパンティー強奪のみならず、盗撮行為にも拍車がかかっていた。

いつもの通勤の道すがら、盗撮行為を重ねていたので、おびただしいコレクションが集まり、中には気付かれて女性に詰め寄られることもあった。

盗撮被害者の1人は、エスカレーターに乗っている途中、何かが太ももに当たる感触がしたので、振り返ると男がスマホをスカートの中に差し入れているのに気付いた。

次々と余罪が特定され万事休す!

「撮ったでしょう」

「いや、撮ってない」

「スマホ見せてよ」

「何で、何で?」

男は押し問答の末に逃げてしまい、彼女はすぐに110番通報した。

亀山の愚かなところは、こんなヤバイ画像ですら貴重映像と考え、消去せずに保存していたことだ。

最終的に逮捕のきっかけになったのは、駅周辺で見つけた北原隆子さん(22)を襲った事件だった。亀山は隆子さんの後をついて行き、彼女が自宅マンションのエントランスに入った途端、後ろから抱きつき、ワンピースをまくり上げてパンティーを引き下げたが、彼女が大声を出して体をよじったり、たたいたりして抵抗したので、パンティー強奪は未遂に終わった。

隆子さんのマンションの防犯カメラには、犯行の一部始終が映っており、亀山の逃走経路も確認できた。

3週間後、亀山の自宅に突然、刑事たちがやってきた。亀山は否認したが、家宅捜索でおびただしい数の盗撮動画が見つかり、さらに100枚以上のパンティーが押収されることになったので、次々と余罪が特定され、万事休すだった。

「女性のパンティーに興味があった。下着を奪い取る行為に興奮した。やめることができず、自分の性欲が抑えられなかった。盗撮は日常的にやっていたので、感覚が麻痺していた。バレなければいいと思っていた。自分のやっていたことは最低だったと思う。被害者にトラウマを与えてしまい、申し訳ない」

裁判所は「自分の性欲を満たそうとする動機から、女性の下着に強く執着し、思いとどまる機会があったにもかかわらず、犯行を重ねた」と断罪し、懲役4年の実刑判決を言い渡した。

(文中の登場人物はすべて仮名です)

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