整形外科的な腰痛や膝関節痛、手足の痛みやしびれは、年齢を重ねるごとに多くなってきます。中には、特にケガをしていないのに手首が痛くなり、動かすとピリッと痛みが走って、自分では、まったく原因が思いつかなくて不安になる場合もありますが、痛みや腫れが1~2日で自然に治まるようなら、まず問題はありません。
痛みが強ければ、湿布やロキソニン、イブといった消炎鎮痛薬の外用薬や経口薬を服用し、しばらく様子を見てみましょう。薬を服用してから数日以内で痛みが収まるようなら、特に問題はありません。しかし、痛みが1~2週間も続き、しかも徐々に強くなっている時は、受診したほうがよいです。
不安や心配を抱え込むのはストレスのもと
また、痛みが強くならなくても、1~2カ月以上にわたって同じ箇所に痛みや腫れが続く場合や、痛みのせいで仕事や日常生活に支障がある場合も、整形外科を受診して診察と診断を受けたほうが安心です。
痛みや病気の対応は人それぞれで、すぐに病院やクリニックを受診する人もいれば、なるべく自分だけで解決しようとする人もいますが、「なぜ痛みが続くのかな?」とか「悪い病気ではないだろうか?」などと不安や心配を抱え込むと、ストレスやうつになる恐れがあるので、気をつけてください。
医師の診断を受け、たいしたことがないと言われただけでも痛みが減り、心が安らぐこともあります。くれぐれも無理をしすぎないようにしましょう。
監修/井尻慎一郎先生
井尻整形外科院長。医学博士。著書・監修書に『痛いところから分かる 骨・関節・神経の逆引診断事典』(創元社)、『筋肉のからくり 動かし方を変えるだけでコリと激痛が消える!』(宝島社)などがあるほか、論文、講演、テレビ出演などで活躍中。井尻整形外科HPは下記。
https://ijiri.jp
あわせて読みたい
- [New] 『護られなかった者たちへ』/10月1日(金)より全国公開〜やくみつる☆シネマ小言主義
- [New] 『「全裸監督」の修羅場学』著者:村西とおる〜話題の1冊☆著者インタビュー
- [New] 『死る旅』著者:松原タニシ〜話題の1冊☆著者インタビュー
- [人気] 『スーパー戦闘 純烈ジャー』/9月10日(金)より全国公開〜LiLiCo☆肉食シネマ
- [人気] 『知らないと恥をかく 世界の大問題12 世界のリーダー、決断の行方』著者:池上彰〜話題の1冊☆著者インタビュー
- [話題] 『マイ・ダディ』/9月23日(木)より全国公開〜LiLiCo☆肉食シネマ
- [話題] 『サメ映画大全』著者:知的風ハット~話題の1冊☆著者インタビュー
- [話題] 『フリー・ガイ』/8月13日(金)より全国公開中~LiLiCo☆肉食シネマ