
中日ドラゴンズが『球団創設85周年』のメモリアルイヤーを迎えた。当然、中日本社は優勝を意識しており、与田剛監督もその期待に応えたいと強く思っているはずだが、ブレークが待たれるあの選手が這い上がってこない――。
「中日は不気味。世代交代が進み、若手がブレークしたら、強いチームになる」
そう評価する声も少なくない。投打ともに可能性を秘めた選手が多いためだ。
その筆頭であり、「そろそろ」の声が最も強いのが、プロ3年目の根尾昂内野手なのだが、またもやスランプに陥ったという。
「根尾のエラーが大量失点につながり、大敗しました。試合後は反省していましたが」(スポーツ紙記者)
根尾で負けたのは、3月10日の埼玉西武とのオープン戦。「9番・レフト」での出場だったが、打つほうも3打数無安打と結果を残せなかった。
「根尾をかばう声は多いです。『ショート1本で勝負させる』と言っておきながら、いきなりの外野起用。外野で使う場面もあるのなら、キャンプインした時点で言ってやるべき」(同・記者)
「プロに入ってヘタクソになった?」の声も…
与田監督が起用方針を一変させた理由は、「出場機会を増やすため」。立浪和義臨時コーチによる打撃指導で何かをつかんだのか、各担当コーチからも推薦の声が上がっていた。
「去年の今ごろも、同じようなことがありました。外野で使うと言っておきながら、キャンプ後半には内野に戻されたんです。守備の負担も打撃に影響しているようです」(球界関係者)
しかし、高校時代の根尾は、投手、内野、外野をこなせるマルチプレーヤーだった。当時を思い返せば、今の外野守備は「プロに入ってヘタクソになった?」と言いたくなるレベルだ。
「精神的に打たれ弱いのかも。根尾はスキーなど他競技でも表彰された天才。学業も優秀で、『プロ入りがかなわなければ、医学部を受験する』と言われていました」(当時を知る関係者)
人生初の挫折。プロ入り後に自信を失い、そこから立ち直れずにいるわけだ。
「性格はマジメ。考え過ぎてしまうのではないか。プロである以上、京田陽太との勝負に勝たなければレギュラーにはなれません。いや、チャンスをもらったレフトを死守する意思がなければ生き残れません」(同・関係者)
ともに、超高校級と言われながら、素質を活かせない堂上兄弟のような例もある。彼らと同じ轍を踏まなければいいのだが…。
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