(画像)Steve Cukrov/Shutterstock
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大谷翔平“二刀流”復活間近!? HR量産後に「1番DH兼先発投手」プラン浮上

大谷翔平が本塁打の量産体制に入った。


ドジャースに移籍して初めてのエンゼルス戦で連日の22、23号アーチが飛び出した。また、日本時間26日のホワイトソックス戦では先頭打者本塁打。これで、6月に入って10本目、本塁打数はリーグトップを独走している。


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「大谷は『6月に強い』といわれており、今年もそうなりました」(特派記者)


ドジャースは強い。故障者続出で野手不足の感は否めないが、それは一時的なもの。しかし、どうしようもないのが投手陣だ。


「山本由伸が右肩腱板損傷と診断され、前半戦の登板が絶望視されています」(同)


その山本の抜けた穴を、もしかしたら大谷が埋めてくれるかもしれない。


そもそも、山本はオリックス時代と同じ中6日で登板することが多かった。メジャーリーグの先発投手は5人制。中5日で投げる間隔だが、ドジャースは「山本は将来のエース。不慣れな中5日よりも、1年目の今年は…」と、あえてオリックス時代と同じ、中6日で投げさせてきた。

トミー・ジョン手術後にキャッチボール再開

他先発投手は中5日で投げており、その影響で「先発投手がいない日」が生じ、リリーフ投手を総動員させるブルペンデーも定期的に設けてきた。そんな投手事情と重なって入ってきたのが、大谷に右肘の診断結果だ。

あくまでも、定期検診での中間報告だが、昨年9月にメスを入れた右肘は、医師が予想していたよりもかなり早いスピードで回復に向かっているという。


「30メートルほどのキャッチボールを再開させています。トミー・ジョン手術は、術後1年は登板NGとされていますが、回復が早いのなら7月下旬には投球練習も再開させられるかもしれません」(現地メディア記者)


手術前の投球レベルにはまだ程遠いかもしれないが、大谷自身も「投げたい!」と思っているはずだ。


「疲労気味の救援陣を9月以降にパンクさせないため、大谷が『DH兼先発投手』で1イニングだけ投げるプランも考えられます」(同)


今季の大谷は打者に専念するため、あまり注目されていないが、メジャーリーグのDH制は“大谷ルール”とも呼ばれている。投手・大谷が降板しても、指名打者の大谷はその後も試合に出続けることができる。


試運転を兼ねてシーズン終盤に登板する可能性も出始めた大谷。その結果はともかく、二刀流復活は今季中に見られそうだ。