テレビ朝日 (C)週刊実話Web
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『Believe』最終回ラスト10分の奇妙な展開に視聴者悲鳴 木村拓哉の好演で「なにをやってもキムタク」から脱却?

木村拓哉の主演ドラマ『Believe-君にかける橋-』(テレビ朝日系)の最終回が6月20日に放送され、木村の新たな一面が垣間見えたと評価されている。


木村が演じるのは、大手ゼネコン・帝和建設で橋づくりに情熱を燃やす狩山陸。建設中に起きた事故の責任を問われて刑務所に収監されるも、脱獄して無実の証拠を集めていく。


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最終回の裁判では、脱走をした罪で狩山に1年間の実刑判決が下るも、事故に関しては無罪が認められた。刑期を終えた狩山は、がんで余命宣告されていた妻・玲子(天海祐希)とともに、かねてから一緒に行こうと約束していた「碓氷峠」に向かう。


2人は腕を組み、他愛のない会話をしながら橋へ。夢のマイホームの設計図を手に、狩山が玲子のほうに顔を向けると、なんとそこに玲子の姿はない。


すでに玲子は亡くなっており、狩山は玲子との約束を果たすために1人で碓氷峠を訪れていたと発覚するのだった。

「素敵すぎて泣いた」「切ない気持ちでいっぱい」

「突然の『世にも奇妙な物語』(フジテレビ系)的なミステリー展開に、視聴者はビックリ。玲子のがんは完治し、ハッピーエンドを期待させておいて突き離すという、口惜しくもギャップのあるラストとなりました」(ドラマライター)


この展開に《最後のキムタクと天海祐希の演技が素敵すぎて泣いた》《幻でも、玲子さんの心残りだったことが果たせたのはよかった...。でも、やるせない切ない気持ちでいっぱい》といった声が寄せられている。


また、裁判所での鬼気迫るシーンや、玲子とのおだやかな時間を過ごす姿、玲子が幻影だと気が付いたときの表情など、木村の繊細な演技が改めて評価されている。


「木村さんはこれまで、天才で孤高、クールな役ばかりを演じてきたため世間では『どんな役でなにをやってもキムタク』と揶揄されることも少なくなかった。しかし『Believe』では、脱走犯になって泥臭く証拠を集めるタフな役を見せた。夫婦愛を確かめる感動のラストは、木村さんの作品にはかなり珍しく、真骨頂と言っていいほどの出来でしたね」(同)


最終回の世帯視聴率は、4月期の民放ドラマで現時点トップの13.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。さすがはキムタクだ。