フジテレビ (C)週刊実話Web
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『ブルーモーメント』低視聴率で予算縮小?最終章でもコストカット“張りぼて”演出が露見

視聴率の右肩下がりが続く、山下智久が主演するドラマ『ブルーモーメント』(フジテレビ系)。最終章に差し掛かった6月19日放送の第9話では、これまでに節約した予算を一気に使うかの如く、壮大な物語が紡がれている。


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原作は、WEBマンガ誌『COMIC BRIDGE』で連載中の小沢かなによる『BLUE MOMENT』。気象予報士・晴原柑九朗(山下)が、甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、SDM(特別災害対策本部)メンバーとの奮闘を描く。


第9話では、260万⼈超の避難者が想定される観測史上最強クラスの台⾵が発生。SDMの指示に従って、大規模な避難計画が開始されるが、想定を上回る被害の大きさ、負傷者の多さに、晴原をはじめ現場スタッフは混乱に陥った。


「大量の一般市民が、降りしきる豪雨のなか、続々と避難していく絵面は圧巻。これまで節約した予算を一気に放出するかのようでした。しかし実は第7話で、大幅なコストカットを実施。海難事故を船長からの無線音声のみで描くという非常に斬新な方法をとり、視聴者は《どんだけ金使いたくないんだよ》《こちらの想像力頼りか》と、呆れていました」(ドラマライター)

コストカット努力の跡が垣間見える

『ブルーモーメント』は第1話の平均世帯視聴率が8.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と、まずまずの結果だったが、第2話以降は右肩下がりを続け、第4話は5.6%と最大3%も減っている。

「第7話でコストカットを余儀なくされましたが、実は今回の第9話でもかなりの予算を削ったことが露見しています。大量のエキストラは公式サイトなどで募集した一般人のため、報酬はナシ。またロケ地は撮影所から近い関東近郊ではなく、愛知県豊橋市。都市部でのロケはコストが高く、地方まで行けば格安で抑えられるため。撮影時間も人通りの少ない深夜に行うなど、徹底したコストカットを実施しています」(同・ライター)


日曜劇場は1話1億円規模で制作されることも少なくないが、そのほかの民放ドラマ、特に不人気作品は常に低予算で戦わなくてはならないのである。