(画像)fifg/Shutterstock
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大谷翔平まさかの“三刀流”挑戦へ ドジャースに故障者続出でしわ寄せ

オフの補強に成功した金満球団が、思わぬ落とし穴にハマってピンチ…。そんな悲劇は、メジャーリーグでも起きてしまうようだ。


「ドジャースが2日連続で補強トレードをまとめました。けが人が出て、チームのメンバー編成にも影響が出始めたためです」(特派記者)


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リードオフマンのムーキー・ベッツは、今季、セカンドで起用される予定だったが、ショートを守っている。ショートの適任者がいなくなってしまったためで、6月12日には内野手のキャバン・ビジオをブルージェイズから獲得した。


「ビジオはチームに合流したその日のうちに、即スタメン起用されました。その翌日には、パイレーツから左腕リリーバーのホセ・ヘルナンデスも獲得しました。ビジオ、ヘルナンデスには目立った実績はありません。でも、居てもらわなければ、けが人が続出したチームがまわりません」(同)


なんと、そのしわ寄せは大谷翔平にもきているのだ。

キャッチボールは三刀流への布石?

メジャーリーグでは、複数のポジションが守れる選手が重宝される。投手と野手の両方ができる二刀流の大谷は「究極の理想形」だが、昨年9月にトミー・ジョン手術を受けたため、今季は野手一本での出場となっている。


「30メートルほどのキャッチボールなら、すでに再開しています。トミー・ジョン手術を受けたといっても、ボールが投げられないわけではありません。あくまでも投手復帰を目指しているので、1年間は投球練習もNGとなっているんです」(同)


野手不足となった現状を乗り切るため、大谷にも協力してもらうプランが浮上してきた。


外野か、メジャーリーグでは守備負担の少ない一塁を大谷が守れば、ほかの選手をDHで起用することができるため、戦力ダウンが防げるからだ。


「控え捕手で打撃力の高いバーンズをDHにすれば、攻撃力は落ちません。獲得したビジオは、守備は一流ですが、打撃は三流。一塁のフリーマンは、ほかのポジションを守れません。大谷が守備に就くとしたら、外野だと思います」(同)


花巻東高校時代、大谷は投手で登板しない日は外野を守っていた。俊足で強肩、当時は「外野守備でも魅せる選手になれる」と絶賛されていた。


けがの功名で、大谷の三刀流が始まるかもしれない。キャッチボールの開始は、その布石なのだろうか。