(画像)frank60 / shutterstock
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「早い」「多い」「しつこい」猛暑続きの今夏は「蚊」の大量発生に要注意

例年、梅雨入りとともに蚊に悩まされる季節がやって来るが、今年はゴールデンウィークごろから野外や自宅で蚊に刺されるケースが続出している。


専門家によると、今年の蚊は「早い」「多い」「しつこい」が特徴だという。


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蚊には吸血する種類と、しない種類がいる。


人を吸血するのは東北中部以南に生息するヒトスジシマカ(やぶ蚊)、主に北海道から九州に生息するアカエイカ、アカエイカの亜種で都会に多く生息するチカイエカだ。


蚊は、水のある所に卵を産み付け、幼虫(ボウフラ)からサナギを経て成虫になる。25~30度の繁殖に適した気温が続けば、わずか10日ほどで成虫になるという。

自宅周辺の「水たまり」をなくすこと

蚊の活動が活発になるのは、アカエイカで25度、ヒトスジシマカは25~30度とされるが、すでに今年は5月、6月と高温が続いている。

「5月の気温の高さで早くから蚊の活発化が前倒しになり、猛暑で2度の増殖期があり、長く悩まされるのが今年の傾向になりそうです。特に秋の増殖期は子孫を残そうとするためかなりしつこく、付きまとうとみられています」(殺虫剤メーカー関係者)


これが、「早い」「多い」「しつこい」というキーワードになるわけだが、蚊を増やさないためにはどうすればいいのか。


「蚊はわずかな水たまりでも産卵します。植木鉢の受け皿やペットボトルのフタ、捨てられたコンビニの袋などにたまった水、古タイヤ、空き缶などの水たまりをなくすことで発生数は減らせます」(同)


また日本脳炎やマラリアなど、蚊が媒介する伝染病にも注意が必要だ。


“今蚊”は早めの対策を。