新垣結衣 (C)週刊実話Web
新垣結衣 (C)週刊実話Web

映画『違国日記』に原作漫画ファン疑問「解釈違いに絶句」一方で“新垣結衣パワー”は健在「客席におじさんが結構いた」

6月7日から公開がはじまった映画『違国日記』の評判が思わしくない。人気漫画の実写化×主演・新垣結衣と、大きな注目を集めていたが、原作ファンはその内容に首を傾げている。


原作は「このマンガがすごい!2019」オンナ編で4位、第24回「文化庁メディア芸術祭」のマンガ部門で審査委員会推薦作品に選ばれた、ヤマシタトモコによる同名コミック。


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人見知りな小説家の高代槙生(新垣)と、姉の娘である田汲朝(早瀬憩)の奇妙な同居生活を描いていく。生き方や考え方が多様化した現代、槙生と朝の独特な関係性や、2人を取り巻く環境は、不思議と読む人を惹きつけてきた。


漫画はすでに完結しており、コミックスは全11巻。原作ファンの間では、映画にまとめるのは難しいといった懸念の声も上がっていた。


案の定、劇場に足を運んだファンからは《原作との解釈違いに絶句》《同性愛や医大の減点問題だとか、原作が慎重に丁寧に触れてきたところを雑に扱ってる》《尺の都合で問題を矮小化するくらいなら、下手に触れずに「主題じゃないので」でバッサリしたほうがよかった》《原作で私が好きなエッセンスがことごとく抜け落ちてて別物》といった厳しいコメントが寄せられている。

客席が「ほとんど中年男性で驚いた」

動員数も微妙な結果となっており、7日から9日を集客した国内映画ランキング(興行通信社調べ)では初登場9位。上映館数は293で中規模公開なだけに、かなり厳しいスタートだと言わざるを得ない。

「注目されていたのは、槙生を演じる新垣でした。というのも槙生は、どこか影があり、人との関わりを避けながら年を重ねてきた35歳の女性。『モデルプレス』のインタビューで新垣自身も、原作ファンだったからこそオファーは嬉しかった反面、迷いとプレッシャーを感じたと語っています」(芸能ライター)


ここ最近の新垣は、映画『正欲』で影のある女性を演じるなど、アイドル女優からの脱却を図っているようだ。しかし…。


「『違国日記』が連載されていたのは、ヤング女性向けの漫画雑誌『FEEL YOUNG』。どちらかといえば女性向き作品です。しかし、劇場には中年男性の姿が多く、《ガラッガラだったんだけど、ほとんど中年男性で驚いた》《客席におじさんが結構いて意外だった》といった書き込みがSNSで散見されます」(同)


『違国日記』は台湾、タイ、韓国など海外での公開も決まっている。6月11日で36歳になった新垣だが、今後はどのような活動方針を掲げていくのだろうか。