日本テレビ (C)週刊実話Web
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漫画原作ドラマが見納めに?テレビ各局が頭を抱える『セクシー田中さん』騒動のとばっちり

日本テレビによる騒動の検証結果に、民放各局が頭を抱えている。昨年10月期に日テレで放送されたドラマ『セクシー田中さん』の原作者で、漫画家の芦原妃名子さんが自ら命を絶ったことを受け、日テレは社内特別調査チームを組織し、先ごろ報告書を公表したのだが…。


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「ソーシャルメディアなどで、猛反発を喰らっています。芦原さんのファンや出版関係者、さらには業界関係者から『日テレは当事者意識に欠ける』など散々です」(芸能ライター)


結果、日テレは多くの敵を作ることになってしまった。そして漫画家や編集者は、日テレのみならず、他の民放各局に対しても警戒心を強めている。


「漫画原作をドラマ化した場合のルールを、これまで以上に厳格化、明文化しようと出版社が連携し始めた。要は今回の騒動で、ほかテレビ局がとばっちりを受けることになった。法的準備や契約料の更新、上乗せなども加味されるため、ドラマ1本当たりの制作費にプラス1000万円以上の経費が掛かる計算です」(同・ライター)

仁義なき脚本家の争奪戦が勃発

そうした中、各テレビ局が動き始めたのが、オリジナル作品の制作だ。

「漫画原作を使用せず、オリジナルドラマを制作しようというんです。ここ最近のヒットでいえば、TBSの『不適切にもほどがある!』がオリジナルです」(同)


当然、キーマンとなるのが脚本家の存在だ。現在、水面下では仁義なき脚本家の争奪戦が勃発している。


「ドラマのプロデューサーが札束を手に、局と専属契約させようと動いている。2000~3000万円で雇用し、後は、出来高制で支払う。某局は、人事採用で脚本家を新入社員として採用してしまおうとすら考えている」(同)


皆が望む形で作品を届けて欲しいものだ。