(画像)mTaira/Shutterstock
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藤浪晋太郎に迫られる「阪神とオリックス」の二択 メッツ3Aから原点回帰の日本球界復帰プラン

《おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。》(原文ママ)


故障者リスト入りしているニューヨークメッツの藤浪晋太郎が、日本時間6月7日にインスタグラムを更新。キャッチボールする動画をアップし、スタジオジブリのアニメ映画を模倣した画像で、そう伝えた。


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動画を見る限り、右肩の回復具合は分からない。しかし、メジャーリーグ公式サイトに掲載されたニュースでは、「球団は復帰まで、あと6~8週間かかると見ている」とあった。


その通りだとすれば、藤浪が投球練習を再開させるのは、早くても8月になってからだ。


「マイナーリーグは150試合しか行われません。藤浪が所属するメッツ3A・シラキュースの今季最終戦は9月22日。MLB公式サイトが伝えるように『復帰まで8週間』を要した場合、本格的な投球練習の再開は9月にズレ込む可能性もあります。今シーズン中の実戦復帰は難しいかもしれません」(スポーツライター・飯山満氏)

日本球界から聞こえる「藤浪はどうなるのか?」

また、「9月」というと、メジャーリーグでは優勝戦線から脱落したチームが、藤浪のような1年契約の選手も昇格させ、再契約のためのラストチャンスを与える。


ここで頑張れば、再契約は無理だとしても、他球団の編成担当も見ている。9月の奮闘が来季の新契約に結びつくケースも多いが、復帰まで「6~8週間」もかかるのでは、それにも間に合いそうにない。


そんなメジャーリーグのスケジュールを知っているからだろう。日本のプロ野球チーム内でも「藤浪はどうなるのか?」の声も聞かれるようになった。


「古巣・阪神が連覇を果たしたとすれば、藤浪を再獲得する余裕も出てくるでしょう。でも、連覇ができたとしても、今オフは打撃陣の補強が最優先事項になるとの見方もされています」(在阪記者)


藤浪に温情を掛ける余裕は「ない」というわけだ。


「いや、藤浪の母校・大阪桐蔭高でも心配の声が聞かれます。昨年オフ、藤浪は母校にも挨拶をしているので、その流れで高校時代の女房役・森友哉のいるオリックスとの交渉が、阪神よりも先に行われる可能性が高い」(関係者)


高校時代の藤浪は、現在のようなノーコン投手ではなかった。原点回帰、心機一転。意気投合した後輩となら、復活できるはずだが…。