(画像)David Lee/Shutterstock
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西武・渡辺監督代行が目指す“借金15”からの大逆転 関係各所から聞こえる「2011年をもう一度」


「目下、売り出し中なのは俊足の滝澤夏央。5月31日の巨人戦でも三塁打を放ちました。同日の先発は打線の援護に恵まれず、まだ勝ち星のない高橋光成でしたが、不調と見るなり、渡辺代行は容赦なく4回で降板させました」(スポーツライター・飯山満氏)


滝澤は2021年、育成2位で入団し、翌年5月に支配下登録された。


侍ジャパンの正遊撃手でもある源田壮亮の負傷離脱中、その代役も託され、打撃力も高い。2011年再来のキーマンにもなりそうだ。

「ミスを指摘しないのはおかしい」

渡辺代行も、どちらかと言うと、性格が優しいタイプだが、松井監督とは少し違う。

「2011年シーズン中、エラーした内野手が、そのイニングで好プレーをし、ミスを帳消しにしました。笑顔でベンチに戻ってきて、ベンチもハイタッチで迎えました。その様子を見て、渡辺監督が怒ったんです。好プレーをしたからといって、ミスを指摘しないのはおかしい、と。全員に向かって、『プロ意識が低すぎ。勝ちたくないのか?』と一喝しました」(前出・スポーツ紙記者)


現在ぬるま湯状態の獅子に喝を入れられるのは、渡辺代行だけだ。