杉本有美 (C)週刊実話Web
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“ゴーオンシルバー”杉本有美の『人生一番のモテ期』は?「ぶっちゃけて言うと…」

杉本有美が出演したスーパー戦隊シリーズ『炎神戦隊ゴーオンジャー』(2008年6月~09年2月、テレビ朝日系)は、セクシーな悪役ケガレシア(及川奈央)の登場などで大人も注目した作品だった。


その前後からグラビアなどで活躍し、モデルのイメージが強い杉本だが、最近は舞台を中心とした女優業にも力を入れているという。


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間近に迫った写真展のことなど、近況を聞いた。


――これまでコンスタントにやられてきた写真展が、6月18日にも行われるそうですね。これは写真集とはどう違うのでしょう?


杉本 最初にやったのが10年前くらいで、そのときは撮り下ろしで、すべてモノクロの作品でした。その後は写真集のアザーカットを使うなどしてきたのですが、今回は2年ぶりなので原点に戻るというか、全編撮り下ろしになっています。カメラマンも第1回のときと同じ松田忠雄さん。コンセプトがしっかりあって、「1970年代のドラマ風ヒロイン」のイメージで撮り下ろしていただいてます。


――例えば、どんな写真があるのでしょう?


杉本 松田さんのイメージとしては『探偵物語』のような世界観だそうです。着物を着ている写真もあるのですが、晴れ着ではなく、ちょっと古風な感じと言いましょうか。ちなみにその和服は、母が30年ほど前にいただいた大島紬で、1回も袖を通してないものを私が譲り受けていたものです。


――それを着た杉本さんはどんな設定に?


杉本 ヒロインではないですね。髪の毛もメイクも昔っぽい、悪女の雰囲気に仕上がっていると思います。


――読者としては艶カットを期待してもいいのでしょうか?


杉本 もちろん、ありますよ。水着はないですが、下着のカットはあります。30代の色気が存分に引き出されていると思うので、是非ご覧ください。


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――杉本さんは先頃『ちいさき神の、作りし子ら』を終えたばかりですが、最近は舞台にも力を入れているようです。その魅力はなんですか?


杉本 まず、テレビや映画とは見せ方が違うし求められる技術も違いますよね。元々私はお芝居をやりたかったのですが、露出を求められたりして、グラビアの世界でしか必要とされてないんじゃないか…と自信を失いかけた時期もあるんです。最近は小劇場にも出させていただくようになり、劇団によって個性が違うので学びになります。お客さまに手の届く距離で見てもらったときの、あの興奮が忘れられないです。


――そういえば一度、グラビアを辞めてますよね?


杉本 はい。結婚したくらいの時期(16年)ですね。前の事務所も辞めて、約1年間フリーで活動しながら、アルバイトにも挑戦してみたんです。鉄板焼き屋さんで仕込みをしたり鉄板を磨いたり…。この業界でしか働いたことがなかったので、自分にできることは何か探してみたかったんです。


――それは意外です。もっと、話しかけづらい雰囲気の人…という印象でした。


杉本 実は私、関西人なんですよ。でも、イメージガールになって、取材とかで人前でしゃべるときに関西弁はマズイのかなと封印していたんです。それが固いイメージになってしまったのかも…。今はお芝居の現場などではあえて関西弁を出すようにしています。「え、関西だったの!?」と言われますけど、その反応が楽しかったりして(笑)。


――イメージと言えば、『ゴーオンジャー』でのゴーオンシルバーが印象に残っています。シルバーは追加メンバーだったそうですね。


杉本 そうなんです。登場回が後の方なので、撮影をしていても子どもたちに「知らない色がいる」と言われたのが最初のショックでした(注:戦隊シリーズでシルバーが登場したのは本作が初めてだった)。


――ケガレシア役の及川奈央さんはセクシーでしたし、ゴーオンイエローの逢沢りなさんも可愛かった。当時の出演者との交流は今でもあるのでしょうか?


杉本 グループLINEもありますし、5年前には10周年の記念作品もありました。不思議なもので、当時の関係性ってそのまま引き継がれていて、及川さんはお姉さん的な存在だし、ゴーオンレッド(古原靖久)くんは相変わらず騒がしかったです(笑)。


――戦隊ものの大変さはやはりアクションシーンですよね?


杉本 それは当然求められるのですが、蹴ったり殴ったりは相手の方がうまくリアクションしてくださるからいいんです。大変なのは変身解除のとき。床に叩きつけられたり、回転したりの練習が大変でした。ただ、傷だらけになることよりも、日焼けの方が大敵なんです。ポニーテールなので首筋が焼けるし、ピアスの穴まで焼けちゃうんですよ。


――女優、グラビア、モデルなどをされてきて、「あのときが一番のモテ期だった」というのは?


杉本 ぶっちゃけて言うと、結婚していたときかも(笑)。たぶん、人妻ということで見る目が変わるんでしょうね。直接的なお誘いを受けたわけではないのですが、「そうかぁ、人妻なんだよねぇ」みたいな言われ方は随分しました。


――なるほど。同感する読者は多そうです(笑)。最後に、今ハマっていることがあったら教えてください。


杉本 お芝居の次に好きなのが料理です。発酵食品にハマっていて、麹を使った調味料や甘酒なども1から作っています。それがストレス発散にもなっているんですよね。


――それもまた意外。


杉本 ですよね。稽古場に自家製のおにぎりとかを持っていくと、「へぇ~」とか言われてます。私って、おにぎりも作らないイメージなんだぁって、それもまた新発見です(笑)。
杉本有美◆すぎもとゆみ 1989年4月1日生まれ。大阪府出身。写真展『Drama』(tokyoarts gallery)は6月18日~23日。出演する映画『掟』(監督:中津留章仁。8月下旬より全国30館規模での公開を予定)。次回の舞台出演は演劇ユニット鵺的第18回公演『おまえの血は汚れているか』(作・高木登、演劇ユニット鵺的。演出・寺十吾。10月18日~27日。ザ・スズナリにて)。X(旧ツイッター):@Sgmt_Yumi