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日本の洋楽フェス“冬の時代”に突入か SZAのフジロックキャンセルが意味するもの

(画像)NDAB Creativity/Shutterstock

7月26日から28日にかけて新潟県・苗場スキー場で開催予定の『FUJI ROCK FESTIVAL’24』。初日のヘッドライナーを務める予定だった、米国のアーティスト・SZA(シザ)が出演をキャンセルし、音楽ファンから悲鳴が聞かれる。


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フジロックの公式Xは5月28日、《SZA 出演キャンセルのお知らせ》と題したポストを投稿。アーティスト都合によるキャンセルと伝えた上で《この出演キャンセルに伴うチケットの払い戻しはございません》と発表した。

「SZAは現在、世界でもっとも注目を集めるアーティストの1人。今回が初来日ということもあり、大きな話題になりました。今年のフジロックのヘッドライナーは初日がSZA、2日目がKraftwerk(クラフトワーク)、3日目がNoel Gallagher(ノエル・ギャラガー)といったラインナップ。Friko(フリコ)やErika de Casier(エリカ・ド・カシエール)、Beth Gibbons(ベス・ギボンズ)Sampha(サンファ)など、注目の海外アーティストは多くいますが、SZAと肩を並べられるアーティストはいないでしょう」(音楽ライター)

SZAを見たいがために参加を決めた人も大勢いたようで、《この夏の音楽フェス最大のビッグネームが…》《昨日は悲しみしかなかったけど、時が経つにつれ怒りに変わってきた》《唯一の旬なヘッドライナーだったのに。SZA単独のつもりでチケット買ってる人もいただろうから気の毒》《フジロックはさっさとSZA以上の大物ぶち込んでキャンセル騒動なかったことにして欲しい。舐められてんのよ》といった、哀れみや悲痛な叫びがこだましている。

日本の音楽フェスは舐められている?

さらに音楽ファンが困惑しているのは、フジロックと近い日程で開催される海外フェスへSZAが普通に出演するということだ。

「フジロックから約1週間後にシカゴで開催されるLollapalooza(ロラパルーザ)の出演キャンセルは、いまのところ発表されていません。キャンセルの理由は明かされていませんが、考えられるのはギャラの問題でしょう。世界的アーティストはそもそもギャラが高いうえ、現在は歴史的な円安。交渉がかなり難航したのは、想像に難くない」(同・ライター)

これから日本のフェスは“冬の時代”に突入するかもしれない。

「フジロックと同じく日本を代表する音楽フェスのSUMMER SONICも、今年の出演交渉が難航したようです。今年のサマソニはトラヴィス・スコットをヘッドライナーで検討していたらしいです。順調に話は進んでいると思いきや、マネージャーが代わり、出演が白紙になってしまったとクリエイティブマンの清水直樹氏が『ロッキング・オン』5月号で明かしていました。主催者側はアーティストが求めるギャラを出せず、アーティストが来ないとファンもチケットを購入しなくなるという負の循環に陥っています」(同)

SZAがキャンセルを発表した翌日、Dua Lipa(デュア・リパ)の6年ぶりとなる来日公演が発表されている。

海外の大物アーティストたちは、日本という地をどのように考えているのだろうか。

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