柴田恭兵 (C)週刊実話Web
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『帰ってきた あぶない刑事』初登場1位!観客はシニア層ばかり?興行収入では『ウマ娘』がハナ差で勝利

5月24日から劇場公開がはじまった、映画『帰ってきた あぶない刑事』が好調な滑り出しを見せている。国内映画ランキング(興行通信社調べ)で初登場1位を獲得したのだが、その成績に注目が集まっているようだ。


『帰ってきた あぶない刑事』は、2016年公開の劇場版第7作『さらばあぶない刑事』以来、およそ8年ぶりの新作。警察を定年退職し、探偵を営むタカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)の活躍を描く。ダブル主演の舘は74歳、柴田は72歳となった。


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24日から26日まで集計した映画ランキングで『帰ってきた あぶない刑事』は、公開から3日間で動員25万1600人、興収3億5300万円で初登場1位を獲得した。


しかし、2位にランクインしたアニメ映画『劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』は公開3日の動員が22万6600人、興収は3億5400万円であった。

『あぶ刑事』と『ウマ娘』の勝敗を決めたのは客単価

「動員では『あぶ刑事』、興収では『ウマ娘』が勝利したということです。『あぶ刑事』の客単価は約1400円、『ウマ娘』は約1560円。多くの映画館では一般料金が2000円、シニア料金が1300円。また東映では、50歳以上の人がいれば2名で3000円になる“ペア50割引”もあります。『あぶ刑事』は割引料金で鑑賞した人が多いということでしょう」(映画ライター)

2023年に公開された吉永小百合の映画『こんにちは、母さん』は、公開3日間で動員14万7000人、興収1億8100万円。客単価はシニア料金を下回る約1230円。


今年最大級のヒット作である『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』は、公開3日で動員227万4000人、興収33億5200万円。単価は約1470円だった。


「『ウマ娘』の単価が高いのは “バンドル前売り券”の影響かもしれません。このアイテムは映画チケットとB5アクリルボードと、ゲームアイテムと交換できるシリアルコードがついた4250円の前売り券。ここから先も入場者特典が第5弾まで発表されているので『あぶ刑事』を抜く可能性もあります」(同・ライター)


今年公開の映画『変な家』は、SNS戦略などで若年層にウケてヒットを記録した。昨今の映画はターゲットの鑑賞者を明確にした方がヒットに繋がるようだ。