
認知症6人に1人が発症!? 厚労省が予測する“最悪のシナリオ”
高齢化社会が進むにつれ、認知症患者が増加の一途を辿っている。
政府は2060年に全国で645万人、およそ6人に1人が認知症になると5月8日に発表した。
厚生労働省の研究班がまとめた推計によると、予備軍とされる軽度認知障害(MCI)の人は632万人に達し、認知症との合計は1277万人。65歳以上の高齢者2.8人に1人という驚くべき数字が出ているのだ。
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「日本では認知症を引き起こす原因のうち、最も割合の多い疾患がアルツハイマー病とされていますが、根本治療はまだ確立されていません」(医療ジャーナリスト)
これまでは抗認知症医薬で進行を遅らせるだけだったが、昨年、保険適用が開始されたアルツハイマー病新薬『レカネマブ』の投薬に期待が高まっているという。
正しい食生活と適度な運動で予防できる
製薬大手エーザイと米医薬品大手バイオジェンが共同開発した『レカネマブ』は、アルツハイマー病患者の原因物質に直接働きかけ、進行を抑制する初めての薬だ。日本では昨年9月に製造販売が承認され、同年12月に保険適用が開始されたばかり。
「対象は軽度の認知症と前段階にあたるMCIの人で、それ以外の認知症や症状が進んだ人は対象外です」(同)
エーザイは、来年3月までに投与患者数累計7000人、将来的には年間で最大約3万2000人を見込んでいるが、治療にはハードルもあるという。
「問題は薬価です。日本では患者1人当たりの年間費用は約298万円。保険を適用した場合、患者の負担額は70歳以上で標準的収入(年収156万円〜約370万円)の方なら年間14万4000円ですが、対象条件もあり、そう簡単に治療が受けられないのが難点です」(同)
ちなみに、認知症の60%以上を占めるアルツハイマー型の発症は、生活習慣病の問題が危険因子であることが指摘されている。
「予防対策として食生活を見直すこと。糖質、塩分、脂質は摂りすぎず、和食を中心にした献立を考える。次にウオーキングなどの適度な運動。3つ目は人との交流を持つこと。社会活動などに参加することも効果があると思います」(都内の内科クリニック院長)
こうした予防対策は、健康維持に欠かせない当たり前のこと。中高年は今すぐ実践するべきだ。
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