小池百合子、蓮舫 (C)週刊実話Web
小池百合子、蓮舫 (C)週刊実話Web

東京都知事選「小池VS蓮舫」に失望 共感集めた堀江貴文氏、ブーメランの橋下徹氏

立憲民主党・蓮舫議員の出馬宣言により、東京都知事選挙が俄然注目を浴びてきた。早くも「小池VS蓮舫」で盛り上がっているが、一方で「どちらも期待できない」という声も多く上がっている。


蓮舫議員は5月27日に党本部で会見を開き、現職・小池百合子都知事の都政に「小池都政をリセットする」などと宣言。幅広い支持を得るためとして、近く離党する意向も示した。


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都知事選は6月20日告示・7月7日投開票で、これまでに小池都知事のほか、現職の安芸高田市長から鞍替えを狙う石丸伸二市長、2014年の都知事選にも出馬した田母神俊雄氏らが立候補を表明している。


だが、蓮舫議員というビッグネームの出馬宣言により、世論とマスコミはすっかり「小池VS蓮舫」一騎打ちの構図でフィーバーしている印象だ。


一方、これに対しては、市井・著名人からの冷めた意見も多い。


蓮舫議員の出馬がニュースになった直後、実業家のホリエモンこと堀江貴文氏は、自身のXに《百合子vs蓮舫とかマジで泥試合》と投稿。共に期待できないことを示し、多くの共感を集めた。


北村晴男弁護士も、この投稿を引用して《悪い冗談としか思えない》とポツリ。当事者たる都民からの声かは不明だが、こちらも共感を集めている。


他方で、「どっちもどっち」ではなく、蓮舫議員を個人攻撃するような発言も目立っている。

蓮舫議員を“口撃”もブーメランになった有識者

“スシロー”のあだ名でおなじみの政治評論家・田﨑史郎氏は、蓮舫議員の出馬を伝える『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)、『Live Newsイット!』(フジテレビ系)で、「蓮舫さんは攻撃的すぎる」「ちょっと引いちゃう人もいるかもしれないですね」などとチクリ。


この発言を伝えるニュース記事に、蓮舫議員本人がXで《いつでも取材を受けます》などと反論したところ、翌日放送の『ひるおび!』(TBS系)で「だから今日、電話したんですよ」「計7回電話で誰も出ない。おかしいでしょ(笑)」とさらにチクリと刺した。


蓮舫議員サイドの落ち度を暴いた田﨑氏に対し、ブーメランとなってしまったのが、元大阪府知事・大阪市長と自身も首長経験者である橋下徹氏だ。


橋下氏は28日、蓮舫議員による小池都政の「リセット」という言葉に敏感に反応し、Xで《小池都知事が今実行している知事給料半減策もリセットするのか? なんでもリセットではなく継続するもの、変更するものの仕分けが必要》と投稿。


続けて、《リセットなんて言葉を安易に使えば、小池都政で実行している様々な子育て支援策もリセットするの?と簡単に反撃を受けるで》などと投稿し、蓮舫議員の姿勢を批判した。


だがこれには、《彼女の言ってるリセットって、全部白紙に戻す事では無くて、小池都政のダメな部分を改めるということだろう》《会見でハッキリ言ってるけど、予算すべてを見直して、善きは残し、悪いは是正すると蓮舫さんは言っている》《全てをリセットするなんて言ってないでしょ?》などとツッコミの嵐が巻き起こっている。


また、かつて所属していた日本維新の会が、「グレートリセット」との表現で頻繁に改革を訴えていたことを引き合いに、《維新の会もグレートリセットという言葉を安易に使ってたやん》《グレートリセットと声高に叫んでいたのは維新の会でした。お忘れですか》《維新の悪口はそこまでだ!》との指摘も寄せられた。


「2019年、当時問題になっていた桜を見る会について、橋下さんはXで《野党が安倍政権を追及するのも茶番。旧民主党も桜を見る会を開いていたのだから》と批判を展開。しかし、会は原資が税金の費用増大や、後援者を招いていた私物化・買収疑惑が問題なのであって、開催そのものが問題視されていたわけではない。明らかな論点ずらしのミスリードでした」(政治アナリスト)


先に行われた衆議院東京15区補欠選挙では、他候補へのネガティブキャンペーンや選挙妨害が話題になり、逮捕者まで出る事態に発展した。


今回の都知事選もまた、支持者が互いを罵り合う光景が繰り広げられてしまうのか。