小池百合子都知事「学歴詐称疑惑」より深刻な“伐採女帝”の汚名
1カ月半後に迫った東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)で、自民と公明の支援を受けて3選を目指すとみられる小池百合子都知事。
立憲民主党の蓮舫参院議員が都知事選への出馬を表明し、3選に黄信号が灯る中、小池氏に「都立葛西臨海水族園」(江戸川区)のリニューアル計画をめぐる樹木伐採で反対の声が高まり、都知事選の争点にもなりつつあるという。
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葛西臨海水族園は、世界的建築家・谷口吉生氏の設計建築で1989年に開園。クロマグロが群れで泳ぐ大水槽が人気で、開園からの入園者数は累計6000万人を超えた。
同施設は設備の老朽化が目立ち始めたため、都では2028年を目途に400億円以上を投じ、全面リニューアルを進めている。
その新施設建設で新たな問題として浮上してきたのが、建設エリアにある生き物と樹木が共生する森なのだ。
「この森の1000本超の樹木を中心に600本近くを伐採、800本を移植する方針です」(都議会関係者)
伐採樹木は移植に耐えられないものや外来種が対象で、新たな植樹も検討中だ。
「樹木伐採に反対する人たちは、30年以上をかけて樹木と生き物が一体となった極めて大切な環境とし、開発による伐採を問題視。小池都知事を〝伐採女帝〟と猛批判しています」(同)
「排除します」の一言で人気急落
〝伐採女帝〟とは、小池氏にとってありがたくない呼び名だが、これには神宮外苑再開発も一役買っている。「神宮外苑再開発は、明治神宮や日本スポーツ振興センター、三井不動産などが事業主体となり、神宮球場などの建て替えや超高層ビルなどを計画しています」(区議会関係者)
そのプロセスで700本以上の高木伐採が予定されているのだ。
「国連のユネスコ諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)などは世界的に例をみない大都市の環境破壊例と指摘。事業を認可した都に、都市計画決定の見直しや環境アセス再審の必要性を提言した。この事態を受け、今は工事を中断しています」(同)
この神宮外苑再開発と葛西臨海水族園リニューアルによる樹木伐採は、都知事選を目前に控える小池氏にとってはまさに〝ダブルパンチ〟だ。
「小池都知事の元側近の弁護士がバラしたカイロ大卒の学歴詐称疑惑も含めると、トリプルパンチですよ」(前出・都議会関係者)
小池氏は16年の都知事選で旋風を巻き起こして初当選。翌年の総選挙では「希望の党」を結成したが、候補者選定で当時の民進党議員の一部を「排除します」と発言し、一気に人気を失った。
今回ばかりは、小池氏本人が伐採されるかもしれない。
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