蝶野正洋 (C)週刊実話Web
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蝶野正洋×『DDT』のタッグプロジェクト始動へ! OBレスラーやレジェンド選手も活躍

5月16日に開かれた、プロレス団体DDTやプロレスリング・ノアなどを運営する株式会社サイバーファイトの記者会見で発表したんだけど、俺とDDTがタッグを組んだ『STF(Safety Task Force)プロジェクト』が始動した。


これは俺が代表を務めている「一般社団法人ニューワールドアワーズスポーツ救命協会」で行っている、防災や救急救命の啓発を目的とした活動と、DDTの選手やプロレスをパッケージにしたイベントを展開していくというものだ。


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今年の3月くらいに、たまたまサイバーファイトの高木(三四郎)社長と話をする機会があり、そこでサイバーファイトも啓発活動をやっていきたいという話があった。


それなら協力してやろう、ということで話を進めていたんだよ。そしたら組織改革とたまたま時期が被り、今回の記者会見での発表となった。


そもそもサイバーファイトは、DDTが大手IT企業のグループ会社となり、そこにプロレスリング・ノアが経営統合する形で作られた会社。ずっと高木社長がトップを務めていたんだけど、6月1日からはサイバーエージェント執行役員副社長の岡本保朗氏が社長となる。


高木社長は副社長となり、引き続きDDTグループの運営に携わる。業績を上げるためにも市場の変化に対応して合理化を図り、経営と現場をしっかり分けるということだろう。

スポーツ界の名選手に活躍の場を

現在、プロレス界は統合が進んでおり、サイバーファイト、そして新日本プロレスとスターダムを抱えている株式会社ブシロードファイトが、〝2大勢力〟のようになっている。

今回、啓蒙活動という分野では俺がDDTと組み、興行では元ノアの小橋(建太)さんが大会実行委員長として解説席に座ったり、武藤(敬司)さんもABEMAプロレスアンバサダー、そして今回からスカウティング・アドバイザーとして関わっている。


こういうのを見ると、サイバーファイトはOBレスラーやベテラン選手をうまく活用している印象があるよね。


逆に新日本プロレスは、その辺りの施策が弱くてビジネスとしてもったいないと思う。歴史と伝統があるんだから、かつて所属していたレジェンド選手たちの知名度を使って、世間に対していろんなことを仕掛けたほうがいい。


そもそもニューワールドアワーズスポーツ救命協会は、そういったスポーツ界の名選手たちに、活躍の場を作るという構想からスタートした。


啓発イベントを成功させるには、やはり参加してくれるタレントやスポーツ選手の知名度が重要。プロだけでなく、アマチュアでもオリンピックで活躍したような選手は人を集める力があるし、ダイレクトに啓発活動につながる。


一方でチャリティーやボランティア活動をやってみたいけど、どうすればいいのか分からないスポーツ選手もいるはず。そういった方の窓口にもなれればとも思っている。


プロジェクトに興味のある企業や自治体、団体関係者、そして参加したいという選手がいれば問い合わせてほしい。


また、STFプロジェクトのイベントは日本全国で行う予定だ。『週刊実話』読者の方々も、近くでイベントが開催される際は、ぜひ遊びにきてくれればと思う。
蝶野正洋 1963年シアトル生まれ。1984年に新日本プロレスに入団。トップレスラーとして活躍し、2010年に退団。現在はリング以外にもテレビ、イベントなど、多方面で活躍。『ガキの使い大晦日スペシャル』では欠かせない存在。