(c)2024 福本伸行・かわぐちかいじ/講談社/『告白 コンフェッション』製作委員会
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LiLiCo☆肉食シネマ~『告白 コンフェッション』/5月31日(金)全国ロードショー

監督:山下敦弘 原作:福本伸行、かわぐちかいじ 出演:生田斗真、ヤン・イクチュン 配給:ギャガ


興奮気味のLiLiCoです。皆さんにオススメできる作品をいつも探して探して、すぐに見つかることもありますが、納得してもらえる〝オイシイ〟時間に出会うために、締め切りギリギリまで必死で映画の海を泳ぎ続けて彷徨うことも…。


今回も、まさにそんな状態でしたが、入稿間際のたった今、良いのを見つけました!


【関連】LiLiCo☆肉食シネマ~『渇愛の果て、』/5月18日(土)より全国順次公開 ほか

いろんな意味でピッタリの本作。興奮する内容、展開が読めない、密室での2人芝居、最高の役者が揃ってる。


そして、お忙しい皆さんに一番の興奮ポイントなのが、上映時間がたったの74分! 生田斗真とヤン・イクチュン、演技の火花が飛び散ってました。

雪山で突然の告白!?

告白…恋愛の告白はどんどんした方が良いと思いますが、親友と雪山で遭難し、死を覚悟したとき、「最期に聞いてくれ…」と殺人を告白…その直後に、奇跡的に山小屋に避難できて2人とも助かってしまう…。

言わなきゃ良かったーーーーーーっ!


ここから、今まで親友だった2人に気まずい時間が流れ始める。雪山の山小屋の中でどんな会話が繰り広げられるのか、究極のワンナイトサバイバル。


静けさも怖いけど、分かりやすい嘘も怖い。携帯持ってないと言いながら、こっそり誰かと電話してるとか…。苦境に立たされたときの人間の行動は、本当に先読みできません。


さらに、1人の女性、さゆり(奈緒)が物語に絡んでくることで、またとんでもない告白が始まり…少し光が見え始めても、すぐにどん底に突き落とされる。


その瞬間、私の耳から紫の煙が吹き出しました!


こういう作品は超好み。何より怖いのは人間ですからね。ぜひ、前情報なしで見に行ってほしい。


監督は『リンダ リンダ リンダ』でスマッシュヒット、最近では綾野剛主演の『カラオケ行こ!』など、これから公開の話題作も多々ある山下敦弘。ヤン・イクチュンは『息もできない』で主演のみならず、監督・製作・脚本・編集も手がけ、世界各国で25を超える賞に輝いた。


そして生田斗真のことを説明する必要はないと思いますが、おちゃらけた役からシリアスまで、なんでもできます。


親友を信じるか、逃げる道を探すか、山小屋という狭いところでの葛藤を見事に魅せてくれます。いや~本当に興奮しました!


皆さんにも、ムシ暑い日に雪山での出来事を味わってほしい。ぶるぶるぶる~!
LiLiCo 映画コメンテーター。ストックホルム出身、スウェーデン人の父と日本人の母を持つ。18歳で来日、1989年から芸能活動をスタート。TBS『王様のブランチ』、CX『ノンストップ』などにレギュラー出演。ほかにもラジオ、トークショー、声優などマルチに活躍中。