3月10日、埼玉スタジアムで行われたサッカーJ1リーグ「浦和レッズ対橫浜FC」戦で、〝カズ〟こと三浦知良選手が今季初出場を果たし、自身が持つJ1最年長出場記録を54歳12日に更新した。
出場したのは後半ロスタイムの残り2分。ボールに触るシーンはなかったが、試合後は笑顔でイレブンとグータッチを交わした。
2月26日に54歳の誕生日を迎えたカズは、出場時間は短かったもののスペースを見つけ、ホイッスルが鳴るまで懸命にピッチ上を走り抜いた。最年長得点はお預けとなったが〝健在〟を見せつけた格好だ。
しかし、サッカーファンからはカズの記録達成に対して、ブーイングの言葉が投げつけられていた…。
《記録を更新させるためにビハインド時の後半ロスタイムに交代 負けるための時間稼ぎか(笑)》
《最後フリーキック蹴ったところで終わって、無駄に時間消費して1点のチャンスを逃してるけど、得失点差で残留争うかもしれないっていう危機感がこのチームにはないのかな? こりゃ降格だよ》
《記録って…。こういうのは記録とは言えないと思う》
《5年くらい前までは海外メディアも「レジェンド」とか言ってたけど、ここまで来るとネタ扱いだよ》
《レッズサポですが今日出てきたときに疑問と試合を諦めてくれたという安堵感しかありませんでした》
“今も健在”かのような印象が…
「3月11日には、東日本大震災から10年目の節目ということで、当時の復興チャリティーマッチでゴールを決めたカズの姿がテレビで何度も放映されていました。いかにも〝今も健在〟かのような印象を植え付けてしまったようで、批判の声もより強まっています」(エンタメ誌記者)
当のカズはサンケイスポーツ紙の取材で「出たくて、うずうずしている。カップ戦をただの1試合に終わらせず、次のリーグ戦へつなげたい」と答え、現役への意欲を示しているが、現状は厳しい。
被災者の復興支援としてサッカー教室を開き、参加した子どもたちの中からJリーガーが何人も誕生していることを思えば、まさにレジェンドだ。しかし、さすがにそろそろ引き際を考える時期に来ているのかもしれない。
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