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エジプトの国民食「コシャリ」が世界へ?~ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏

エジプトの国民食が全世界へ?
エジプトの国民食が全世界へ? (画像)AS Food studio / Shutterstock

エジプトの国民食である「コシャリ」のインスタント食品が、同地で密かなブームを呼んでいる。

「米やマカロニ、豆などの上に、トマトソースと素揚げのタマネギをかけ、お湯を注いで5分で完成です。価格は18.5エジプトポンド(約123円)で、外食価格と大差ないですが、大家族が当たり前だったエジプトでも核家族化が進み、一人暮らしや核家族世帯が増えつつある。そんな事情がヒットの背景にあるのかもしれません。それに今年はコロナ禍で、エジプトでも巣ごもり需要が旺盛。食品メーカー側は『一過性ではない人気』と海外進出に意欲的です」(現地の日本人駐在員)

日本を含む40カ国以上から意欲的な商談

エジプトで「即席コシャリ」の販売が始まったのは、2020年3月。まだ日は浅いが、すでにイラク、オマーンなどの中東諸国ばかりか、米英にも輸出されている。これまでに日本を含む40カ国以上から意欲的な商談が寄せられており、近くカナダへの輸出も始まるという。

在日エジプト人は1800人(17年10月現在:外務省)にすぎないので、エジプト出身でタレントのフィフィさんに宣伝してもらったらどうだろうか。

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