(画像)Master1305 / shutterstock
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為末大Xアカウント凍結はやりすぎ?当然?“20歳以上下の異性の友達を作る”発言を巡って議論「気味悪い」「流石に怖い」

コメンテーターや言論家として活動する元陸上金メダリスト・為末大氏のXアカウントが、5月21日朝に凍結された。


為末氏は前日20日の投稿にて、《日本人が最も苦手な多様性は、性別でも国籍でも宗教でもなく、年齢だと思います。年上や年下と友達になれない。年齢によってどうしても態度を変えてしまう。この思い込みから逃れられなければ、少なくとも年齢の多様性は獲得できません。年齢が違う人の気持ちがわからないままです》と持論を展開。


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続けて、この打開策として、《50歳以降で多様性理解のために一番おすすめなのは『20歳以上下の異性の友達を作る』だと思っています》と投稿した。


しかし、〝年の離れた異性〟に限定したことから、この投稿には批判が殺到する。


《「異性の」っていうのがなんともキモい》《若者に限定してる時点で多様性を否定してる》《多様性とか言ってるのに年下とか異性とか限定しすぎ》などと反論を浴びた。


ここまでは、X上で連日のように繰り広げられている、ありきたりないさかいに過ぎないだろう。


だが、騒動から一夜明けた21日朝、事態は急展開を迎える。なんと、為末のアカウントがX社から凍結されてしまったのだ。すると、これがまたも議論を呼ぶ。


凍結の原因は当事者にしか明示されないが、ユーザーの間では、前日の投稿が原因だと見られたためだ。

「凍結も納得」との意見が相次ぐ一方で反発も

投稿に批判的だったユーザーは、《これに対して「意味わからん」って言ってる中年以降は本当に自分の振る舞い気をつけたほうが良いと思う》《仕方ないわ、年下の異性からしたら恐怖でしかない》《50代が20歳以上下の友達を作ろうとするっていうことは、アカウントが凍結されるくらい迷惑ってことなんよな》など、X社の対応に理解を示している。


また、《出会い系みたいに異性との出会いの推奨をしたとみられたのか》《パパ活の構図になるのか》など、凍結で初めて事態を認識した者からの納得も多い。


この事態に怒りを露わにしているのが、ネット上で女性嫌悪や女性蔑視を展開する、いわゆる“アンチフェミ界隈”だ。


彼らに同調する女性たちは《凍結の理由が分からない》《「異性の友達」と言ってるだけなのに「おっさんが若い女を狙ってる」に変換され、叩かれ、そして凍結》《世の中がポリコレとフェミニズムに毒され過ぎている》《おっさんキツ!って感じはあるけど、それだけで凍結するのは流石に怖い》などと叫び、対立している。


「凍結理由は当事者にしか説明されないため、何がきっかけとなったのかは、為末さんが明かさない限り闇の中です。“年の離れた異性への出会い行為”と見なしたユーザーが通報した、不快に思ったユーザーのブロックが一時的に相次いだため不適切アカウントと判断されて凍結されたなど、どの説も憶測の域を出ません」(ITジャーナリスト)


ただ存在しているだけで「キモい」と蔑まれる上、たとえビジネスでもプライベートでも、若い異性を求めれば糾弾される…。“おじさん”に人権はないのだろうか。