清原和博 (C)週刊実話Web 
清原和博 (C)週刊実話Web 

清原和博、親子2代でプロ入り視野 慶応・清原正吾の急成長は父親と同じく“小指”に秘密

「4番ファースト、清原。背番号3」


東京六大学リーグ春季リーグ戦が佳境を迎えている。今、「清原」がアナウンスされるたびに神宮球場が異様な盛り上がりを見せている。


清原和博氏の長男・正吾が、春季リーグから一塁のレギュラーを獲得。慶応大学の4番打者として活躍し、慶応は優勝争いを繰り広げている。


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「4年生になって急成長しました。3年秋までは9打席にしか立ったことがなかったんですが」(スポーツライター・飯山満氏)


急成長のワケは「小指」にあった。


正吾自身も明かしていたが、今年の正月に清原家が全員集合し、和やかに過ごしたという。長男、次男共に野球部に所属している以上、父子の会話も当然、「打撃」のことになった。


「正吾は、お父さんの高校時代、現役時代の映像を見て、いろいろと参考にしているそうです」(球界関係者)


父の勇姿を見て、一つの疑問が生じた。


「あんなにたくさんのホームランを打っているのに、バットは長く持っていない。小指1本分を残している」と。清原氏は詳細には語らなかったが、「そのほうが打ちやすかった」と答えたそうだ。

清原親子2代のプロ入りに注目

「練習中、正吾が左手の小指を痛めたんです。軽症でしたが、ケガをしていた間、父のように小指1本分を余らせてバットも持ったんです」(前出・関係者)

その持ち方がハマり、不思議と無駄な力も入らなくなった。


5月4日の立教戦を清原氏が観戦していたのは既報通り。ノーコメントで球場を後にしたが、小指1本分を余らせた握り方に自身の現役時代も思い出していたのかもしれない。


さて、「打撃開眼」となれば、放っておけなくなったのが、プロ野球スカウトたちだ。


正吾は高校3年間、野球部に在籍していなかった。アメリカンフットボールをやっていて、そのブランクが懸念されていた。


「9試合で6打点も稼いでいます。チャンスに強く、打球速度も速い。打撃フォームにも変な癖がなく、伸びしろも十分」(スポーツ紙記者)


「伸びしろ」の言葉は、複数のスカウトが口にしていた。


「清原2世。父子2代のプロ野球選手になれば、集客力アップは必至です」(同・記者)


巨人入りで“KKコンビ”の桑田真澄二軍監督が指導、中日入りで高校時代の付き人だった立浪和義監督が指導、ソフトバンク入りで王貞治会長が助言…どれも野球ファンが見てみたい光景ばかりだ。