まりえ (C)週刊実話Web
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『美女ざんまい』アイドル/まりえインタビュー~年間200ステージをこなす42歳の現役アイドル~

青い髪をなびかせ、頭より高い位置までハイキックをして魅せるまりえ(42)。彼女は年齢とともに名前の数字が増えていくアイドルだ。


年間200本のステージをこなし、今年4月にはデビュー15周年を迎えたベテランでもある。


また、来月には「(42を)解散」して(43)が生誕?するのだという。


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節目の年の彼女に〝アイドル道〟への思いを聞いた。


――このGW(4月29日)に渋谷で行われた15周年のワンマンライブは大盛況だったそうですね。


まりえ おかげさまで、全国からファンの方が駆けつけてくださり、新曲(Galactic Smile)も披露できました。アニソン風で、結構激しい振り付けもあるんですよ。


――写真を見ると、ハイキックは脚がピンと伸びていて、失礼ながら年齢を感じさせない若々しさがあります。デビューしたときは28歳だったそうですが、何がきっかけでアイドルを目指したのでしょう?


まりえ 実は当時、私の職業はメイド喫茶の店員でした。もともとアニメや漫画、ゲームが好きな二次元オタクではあったのですが、メイド喫茶には興味がありませんでした。なぜかというと、お客さんとうまくコミュニケーションが取れる自信がなかったから。先に働いていた友人に、人手が足りないと誘われて始めたところ、意外に楽しいかも…となったんです。でも、周りの女の子は10代後半から20代前半ばかりなので、お客さんには突っ込まれてばかりでしたね。「そのバラエティー番組を知っているのはおかしい。本当は何歳?」って。それでも私は「17歳です」と言い張ってましたけど(笑)。


――アイドルになるのは、誰かの誘いで?


まりえ あるご主人様(お客さん)が、「誰でもなれるんだよ、アイドルに」と言われたのがきっかけです。その頃、いわゆる地下アイドルが出始めていて、全国に数百人いたかどうか、というくらいでしたが、歌うのは好きだったので「じゃあやってみようかな」と軽い気持ちで始めたんです。デビューステージは大阪のライブハウスでした。新人さんがたくさん出られるイベントで、私みたいな自称アイドルにも10分の枠をもらえたんです。


――その首尾は?


まりえ もう、ボロボロでした。緊張で歌詞は間違えるし、お店から応援に来てくれたお客さんとは目も合わせられないほど。それでも、初音ミクの曲を歌ったら、他の皆さんもすごくノッてくれて大盛り上がりになったんです。私、その曲がそんなに有名だとは知らなくて、「なんでこんなに盛り上がるの?」と思いつつも、挫折しないで済んだんです。


――以来、ずっと1人で頑張ってきたわけですね?


まりえ そうなんですが、1度だけグループユニットに入る話があったんです。4年目くらいに名古屋のテレビ番組でオーディションに受かり、大阪から名古屋に引っ越しまでしたのに、「君はソロだから」と言われて。意味分かんないって混乱したんですけど、「君はソロの方が輝く」と言われたら、「じゃあ、1人でも輝いてみせるか」となるじゃないですか。そこから歯を食いしばり、年間200本のライブをこなし、アイドルだけで生計を立てられるようになりました。


――名前に年齢をつけるようになったのはいつからなんでしょう?


まりえ 34歳からです。毎年、誕生日(6月27日)の前日に前の年のまりえを解散して、翌日から数字が更新されるんです。


――いわば、解散からの再結成ですね。


まりえ はい。今年も大阪梅田バナナホールにて6月26日まりえ(42)解散、6月27日まりえ(43)生誕ライブを開催しますので、よかったら見に来てくださいね♪


まりえ 正直、スキンケアなどでめちゃめちゃお金はかかってます。もちろん、お金をかけたからといって保てるとは思ってないので、食生活と睡眠にも気をつけていますね。あとは、「自分はまだまだ若い」と思っているので、ある意味、自己暗示みたいな部分もあるかもしれないです。


――体力的にきつかったりはしないのでしょうか?


まりえ 40歳くらいから、味わったことのないような体の不調が増えてきましたね(笑)。でも、私のステージを見て「元気をもらえる」「まだまだ俺もいけるなという気持ちにさせてくれる」といった声をいただくと、後ろ向きになってはいられないなと思います。あとは〝アイドルの本能〟とでも言いましょうか、見えないパワーが私を突き動かすんだと思います。しんどいんですけど、ステージに立つとしんどさがなくなっちゃうから、自分でも「すごいなぁ」と思います。


――ファンの年齢層はどういう感じなのでしょうか?


まりえ 男性ばかりじゃなく、同年配か少し上くらいの女性の方も多いんですよ。「X(旧ツイッター)でずっと見てて、近くに来たからライブに寄ってみました」「噂のハイキックを見に来ました」とか。配信でメイク動画を流したりしているので、「加工じゃないの? 本物が見てみたい」「ちゃんと踊れてるの?」という疑心暗鬼で、確かめにこられる方もいるみたいです。その結果、「私を参考にしたい、目標にしたい」と思っていただける方も多いようで、それはとってもうれしいです。


――年齢とともに名前の数字は増えていくわけですが、何歳までアイドルを続けるつもりでしょう?


まりえ 一つの区切りとして、とりあえず(45)までは頑張っていきたいですね。それ以降は自分の体力と相談しますが、できることならずっと走り続けていたい気持ちです。


――その若さとスタイルなら、グラビアのオファーも舞い込みそうですが…。


まりえ 実は2回ほどお話はありましたが、丁重にお断りしました。代わりに撮影会には何度か出たことがあります。水着ではなく、普通の私服なんですけれど。


――一応、お聞きしますが、結婚願望はありますか?