東京ドーム (C)週刊実話Web
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巨人軍の犯罪が多すぎる?元選手を窃盗で逮捕「常に紳士たれ」とは程遠い、逮捕者続出のチーム体質

5月8日、読売ジャイアンツの元選手がまたも逮捕された。


香川県警は、今年1月に男性宅から腕時計2点を盗んだとして、元巨人投手・松本竜也容疑者を逮捕。現在の仕事である清掃業の際、誰もいない間に依頼人の部屋から盗んだと、本人も容疑を認めているという。


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松本容疑者は2015年、球界のみならず日本社会を揺るがせた野球賭博問題に関与し、NPBから無期限失格処分を受け、巨人からも契約解除されている。


当時は書類送検で罰金40万円を課されており、今年で球団創設90周年を迎えるチームは、またも泥を塗られる形となった。


巨人の投手と窃盗という組み合わせは、昨年にも野球ファンを失望させたばかりだ。昨年6月に神奈川県警は、横浜市内のスーパーからウイスキー7点を盗んだ窃盗の容疑で、元巨人投手・小野仁を逮捕した。


小野が盗みを働いたのは、松本容疑者が逮捕された日と同じ5月8日で、色々な意味で重なる部分がある。小野もまた前科があり、2022年にシャンパンやウイスキーを盗んだ疑いで逮捕。秋田地裁から懲役3年・保護観察付き執行猶予5年の判決を受けている。


小野は『勇者のスタジアム・プロ野球好珍プレー』(日本テレビ系)でクローズアップされたこともあり、往年の巨人ファンにショックが走ったことだろう。さらに、ほぼ同時期の23年5月24日には、またも元投手である宮本武文が逮捕された。


容疑は現金や貴金属など計7100万円を盗んだ窃盗と住居侵入で、犯行グループの5人とともにお縄に。しかも宮本にとって6回目の逮捕であり、本人も自身のYouTubeチャンネルで「プロ野球史上最多逮捕記録保持者、宮本武文です」などとネタにしている。

「ルパン」のあだ名がついた選手も

その宮本とYouTubeでコラボした元巨人投手・笠原将生は、前述の野球賭博問題の主犯格として、2016年に賭博開帳図利幇助容疑で逮捕。東京地裁で懲役1年2カ月、執行猶予4年の有罪判決を下された。

野球賭博では他にも、福田聡志、現巨人球団職員の高木京介氏と、いずれも元投手2名が罰金刑を受けている。


野手も負けてはいない。2018年の七夕には、現監督の阿部慎之助、坂本勇人、菅野智之ら人気選手のバットやグラブ計100点以上を窃盗・売却していたとして、柿澤貴裕が契約解除。翌日には窃盗容疑で神奈川県警に逮捕され、これ以降、スタッフによるロッカーの見回りといった監視体制が強化された。


「柿澤は楽天からトレードで移籍したのですが、当時から手癖の悪さが有名で、『ルパン』というあだ名がついていたことが後に判明。巨人OBで元楽天監督のデーブ大久保氏は、2軍監督時代に彼の窃盗を把握するも、寛大な措置を採ったことが裏目に出たと悔やんでいます」(スポーツ紙記者)


元巨人の選手で最も有名な逮捕者といえば、やはり清原和博だろう。


プロ入りこそ西武だったが、後に逮捕される薬物に手を染めたのは巨人時代だと、元チームメイトから証言されている。


「巨人で4年間チームメイトだった元投手・野村貴仁です。彼は2006年、清原と同じく覚醒剤取締法違反で逮捕。この経歴から、16年の清原逮捕時には様々なメディアに露出し、自身がブローカー役を担っていたと暴露しました。同年に上梓した『再生』という自伝でも、清原についてつづられています」(スポーツルポライター)


野村によると、清原は巨人移籍2年目の1998年、マリファナの仕入れを依頼してきたとのことだ。しかし、手に入らなかったため覚醒剤を提供し、以降、クスリに溺れていったという。


「野村は清原について、『はよ仕入れてくれって何回も催促があった』と明かしているほか、『バッターボックスの白いラインが、コカインに見えるんや』という衝撃的な発言まで暴露している。さらには、救急車両の搬入といった緊急時しか使われない東京ドームのトイレを、クスリの隠し場所に使ったともつづっています」(同・ライター)


古くは1992年、V9戦士の柴田勲がポーカー賭博で逮捕(後に不起訴)され、謝罪会見にトランプ柄のセーターで出席し「反省しているのか」と物議を醸したこともある。


球団生みの親でもある正力松太郎の「巨人軍は常に紳士たれ」という言葉が虚しく響く。