レッドソックス吉田正尚は「第2の筒香」になってしまうのだろうか…?
日本時間5月2日、吉田の負傷者リスト入り(10日間)が発表された。球団によれば、4月29日に中前打を放った際、左手親指の付け根を痛めたという。
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さらに、アレックス・コーラ監督との関係悪化を懸念する声も出始めた。
「吉田のケガは前兆が見られました。左手親指を痛めたとされるのは、29日カブス戦の第2打席。第1打席後に違和感があったらしく、第2打席目に立つか否かで、行き違いがあったみたいです」(現地スポーツ記者)
コーラ監督らは「無理をするな」と止めた。しかし、吉田はそれを振り切って打席に向かった。その通りだとすれば、ケガの責任は吉田自身にあるだろう。
痛くても「大丈夫」と答えるのも、実に日本人気質である。
DH出場を明け渡していた吉田
「骨折はしていないと球団発表がありました。でも、ボストン・ヘラルド紙(電子版)などは『手術かも?』と報じていました」(前出・現地記者)
手術説が本当なら、長期離脱は必至だ。仮にリスト入り後10日間で復帰できたとしても、昨季までのようにスタメン出場はできないだろう。
「開幕戦以降、吉田の出場機会は激減しています。ケガの前兆を、首脳陣がもっと以前から見抜いていたのかもしれません」(同・記者)
それだけではない。左手親指の負傷が露呈する前、コーラ監督は「吉田のスタメン落ちが増えた理由」を聞かれ、こう答えていた。
「故障明けのオニール、ディバイスを試合に出してやれるのはDHしかない。DHのレギュラーは吉田だけどね」
チーム事情で仕方がない、他意はないと言うが、米メディアは、その言葉をうのみにできなかった。
「昨年オフ、レ軍の新GMがコスト削減を明言しました。それを聞いて真っ先に浮かんだのが、高給取りの吉田とクローザーのジャンセンの放出トレードです。ジャンセンは出せませんが、吉田は故障明けの選手にDHを明け渡してきました」(同)
筒香嘉智が米球界で成功できなかった背景に腰痛があったとされる。結果を残していないために無理を重ね、さらに悪化したという。
それ以後、トレード、解雇などで球団を何度も変わった。痛みを隠してきた吉田も、そんな「筒香ロード」を踏襲してしまうのだろうか。
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