松坂大輔 (C)週刊実話Web 
松坂大輔 (C)週刊実話Web 

西武の次期監督候補に松坂大輔が浮上 勝率と観客動員数12球団ワースト 低迷した獅子の救世主になるか

GW最初の週末(4月27~29日)、プロ野球公式戦17試合の総観客動員数は、なんと58万2876人だった。29日のマツダスタジアムでの広島対阪神戦が雨天中止にならなければ、62万人を超えていたはずだ。


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野球興行は順調だが、“蚊帳の外”状態の球団がある。12球団ワースト1位の埼玉西武ライオンズだ。


「チームが低迷していることも影響していると思います。29試合を終えて、11勝18敗。勝率3割台は12球団でライオンズだけです」(スポーツ紙記者)


最高のファンサービスは、チームの勝利だ。ペナントレースはまだ100試合以上残っている。獅子の逆襲に期待したいが、観客動員数ではこんなデータが見つかった。


開幕戦からセ・パ合わせて169試合が行われた5月3日時点で、1試合ずつの観客動員数を多い順に並べてみたところ、「ワースト10」の中に西武主催試合が5つも入っていたのだ。しかも、うち4つは本拠地・ベルーナドームだ。


今季これまでの観客動員数のワーストは、4月3日の西武対オリックス戦。1万2625人である。

松坂大輔が西武ライオンズを救う?

「4月に喫した17敗は、球団ワースト2位タイ。3日の先発は、期待のドラ1左腕・武内夏暉。その武内がプロ初勝利を挙げ、球団も炭谷銀仁朗捕手の復帰歓迎イベントや、新加入・甲斐野央投手の新グッズの販売も開始しました」(同・記者)

玄人好みの好選手も多い。松井稼頭央監督も満を持して誕生したスター監督なのだが…。


しかし、集客面での低迷は待っているだけでは解決しない。


「松坂大輔氏が、ユニホームを着る日も近いのでは」(球界関係者)


松坂氏はバラエティー番組への出演など、タレント業にも勤しんでいる。しかし、今春キャンプで臨時コーチを務めた時のこと。周囲が期待していた以上の結果を見せた。


「選手たちは往年の松坂を見て野球を始めた世代。でも、単なる話題作りではなかった。ブルペンに入ると若手に変化球の握りを見せてみろと言い、同じ球種でも何種類かの握り方があること、指先の加減で軌道を操れるテクニックを伝授するなどし、全投手から慕われていました」(前出・スポーツ紙記者)


松坂氏の野球脳は錆付いていなかった。球団も「将来」を見据えて、臨時コーチ役を託したはず。晩年、復帰できずに苦しんだ経験も指導者としての糧になるはずだ。


低迷した獅子の救世主として、松坂氏の今後が注目されそうだ。