篠原涼子 (C)週刊実話Web 
篠原涼子 (C)週刊実話Web 

倍速でも見るのがキツイ!? テレビ関係者が選ぶ『本当につまらない春ドラマ3作』

今期の春ドラマは、4月中に初回放送を終え、いくつかの作品は早くも中盤に差し掛かっている。


さまざまなジャンルのドラマが放送されているが、中には視聴者が見ることをやめた〝駄作〟もあるようだ。


放送中のドラマをすべてチェックしているというキー局の編成担当が、倍速でも見るのがキツイと明かす〝本当につまらないドラマ3つ〟を解説してくれた。


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まず1つ目は、篠原涼子とバカリズムがW主演を務める『イップス』(フジテレビ系)。書けなくなったミステリー作家と、事件を解けなくなったエリート刑事が主人公で、お互いにイップスの原因を探りながら、本来の自分を取り戻そうとするストーリーだ。


犯人がはじめから明かされる演出で、かつて同局で大ヒットしたドラマ『古畑任三郎』を思わせる作りが放送前には話題になっていた。


しかし、視聴率は低空飛行で、同局の金曜9時枠ドラマで最低記録を更新しそうだ。


「毎回ゲストが犯人役になるのですが、古畑に比べて、トリンドル玲奈や塚本高史などインパクトの弱い俳優ばかり。ドラマの主軸になるトリックも、視聴者がすぐに分かるような稚拙なもので、完全に脚本陣を選び間違えた印象。篠原の演技も大げさでわざとらしく、最終回まで視聴率は低いままでしょう」

初めはめるるの演技が好評だったけど…

次に、King & Princeの髙橋海人が主演を務める『95』(テレビ東京系)。早見和真氏の小説が原作のドラマで、1995年の渋谷を舞台としている。

「小説は当時の風景を思い出しながら楽しめる作品なのに、映像化したことですべてが陳腐に見える。監督の城定秀夫氏はピンク映画からのし上がり、質の良い映画を撮っているが、『95』では全く良さが出ていない。当時の渋谷の描き方もダサく、髙橋や松本穂香など、有能な若手俳優の無駄遣いです。テレビ東京が作品選びをミスったといえそう」


最後に、『くるり~誰が私と恋をした?~』(TBS系)。生見愛瑠が主演を務める作品で、事故で記憶を失った主人公が自分探しをするストーリーだ。


放送当初はSNSでも生見の演技力の高さが注目されたが、回を重ねるごとに〝駄作感〟がアップしてきたという。


「生見が演じる主人公を、3人の男が奪い合うというラブストーリーなのですが、急にミステリー要素を入れ込むなど、とにかく見づらいドラマ。3人の男は瀬戸康史、神尾楓珠、宮世琉弥という演技派俳優が担当しているのに魅力的ではない。生見の演技もボロが出始めましたね。TBSの火曜ドラマ枠は、前クールに放送した『Eye Love You』が大きな話題になったのに、その流れを受け継ぐことができず、視聴率もTVerのお気に入り登録数も低迷しています」


クライマックスに向けて、ここから盛り返すことはできるのだろうか。