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木村拓哉が「どんな役を演じてもキムタク」から脱却 『Believe』『アンメット』『アンチヒーロー』今期の春ドラマは良作揃い

長谷川博己
長谷川博己 (C)週刊実話Web 

現在の地上波ドラマ業界は、視聴率一ケタはザラ。テレビ局は配信サービスの数字を追っている。制作や視聴の形が変わっているが、良作ドラマは作られ続けてきた。

今期の春ドラマでまず挙げたいのが、杉咲花が主演を務める月曜22時ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(フジテレビ系)。交通事故がきっかけで記憶が1日でリセットされてしまう脳外科医が、周囲の人の理解と協力を得て、復帰していく物語だ。

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「平均世帯視聴率も、配信サービス『TVer』のお気に入り登録者数も、前の時間に放送されている月9『366日』(フジテレビ系)を下回っていますが、シンプルに役者陣の演技と脚本が良い」(ドラマライター)

『アンメット』は、レビューサービスFilmarksが集計した「2024年 地上波放送の春ドラマ 初回満足度ランキング」で第1位を獲得しているほどだ。

「記憶が1日でリセットされてしまうというトンデモ設定ながら、話がよくまとまっており、杉咲と若葉竜也の演技合戦が見物です。ただ、今期ドラマは記憶障害モノが5作品あるため、それらと並列させられることが多く、下手に埋もれてしまっている感が否めない」(同・ライター)

また、木村拓哉主演のミステリードラマ『Believe -君にかける橋-』(テレビ朝日系)は、これまでのキムタク像を払拭させる作品だ。

やはりキムタク作品と日曜劇場は面白い

4月25日に初回が放送され、平均世帯視聴率は11.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と好調な滑り出しを見せた。橋づくりに情熱を燃やす主人公(木村)が、崩落事故の罪を被って刑務所に収容されるところから始まる。

「テレビ朝日開局65周年記念に制作された、絶対にコケられないドラマ。これまであらゆる職業ドラマに挑戦しては“どんな役を演じてもキムタク”と言われ続けていた木村が、今度は受刑者に。容姿は小綺麗ではありますが、看守からボコボコにされたり、怒鳴られたりする姿を見るのは新鮮。これまで組織のトップや、天才シェフ、伝説的なボクサーなど、イメージを傷つけない役ばかりでしたから」(同)

最後に、日曜劇場『アンチヒーロー』(TBS系)を挙げておきたい。

被告が殺人犯でも無罪に持ち込もうとする弁護士・明墨正樹(長谷川博己)を通じて、社会に「正義とは何か?」を問うリーガルドラマだ。

「『意外に良かった』というより、『やはり良かった』と言ったほうが正しいかもしれません。間違いなく今期ナンバーワンでしょう。法廷バトルあり、人間同士のいがみ合いアリの日曜劇場らしい作品で、『半沢直樹』や『VIVANT』に負けず劣らず。しかしながら、4月28日放送の第3話平均視聴率は10.4%で、前回から2.4%の大幅減。原因は、放送日が連休真っ只中であったことや、第2話で殺人犯を無罪放免にした結末が批判されたからでしょう。いくらドラマでも、筋の通っていない胸クソ展開は不人気です」(同)

年々盛り上がりに欠けているドラマ界隈だが、今期は豊作だといえるだろう。

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