篠原涼子とバカリズムがW主演を務める『イップス』(フジテレビ系)が、早くもピンチを迎えている。
4月12日に初回放送を終え、世帯平均視聴率が5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録。第2話は4.5%まで数値が落ち込み、フジテレビ社内では落胆ムードが広がり始めているようだ。
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『イップス』を放送している金曜9時の連続ドラマ枠は、フジテレビが最近になって設置したもので、これまで『うちの弁護士は手がかかる』、『院内警察』を放送。それぞれが作品として評価を得たものの、視聴率は伸び悩んだ。
次こそはと『イップス』に期待がかかっていたが、蓋を開けてみれば2つの作品より視聴率が悪く、せっかく人気の高い篠原とバカリズムをそろえた意味がないと幹部がカンカンに怒っているというのだ。
「バカリズムさんは、脚本を手掛けた『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)でさまざまな賞を受賞。篠原さんもヒット作に数多く出演しているので、2人のコンビは前評判がよかった。しかし、視聴率が悪いどころかTVerのお気に入り登録も60万人ほどで平均値。見逃し配信の数字も普通で、視聴率はさらに下がっていきそう。2人にとって、黒歴史の大惨敗ドラマになるのでは」(民放関係者)
フジテレビも焦る空回りドラマに…?
タイトルである『イップス』は、できていたことができなくなってしまう心理的症状を指す。
書けなくなったミステリー作家を篠原、事件の謎を解けなくなったエリート刑事をバカリズムが担当。2人は毎回殺人事件に遭遇し、協力しながら犯人を逮捕するというストーリーで、『古畑任三郎』(フジテレビ系)で知られる、先に犯人が視聴者に明かされた上で事件を解決していく構成となる。
脚本は、『となりのナースエイド』(日本テレビ系)など話題作を手掛けたオークラが務めているが、SNS上では『古畑任三郎』の〝パクリ疑惑〟が浮上。《テンポが悪い》《篠原涼子の演技が古い》といった見づらさを指摘するコメントも多い。
「バカリズムが演じる刑事は偏屈、篠原が演じる作家は空気が読めず元気いっぱいという、過去に2人がどこかで演じたような設定。無理に会話劇を面白くしようとしてギャグを多用しているが、空回りしている感がある。フジテレビは、あまり古畑を意識しすぎないで豪華ゲストを犯人にするなどして、とにかく少しでも視聴率が上がる普通のドラマにして欲しいと要請を出したとの噂もあるほど」(スポーツ紙記者)
せっかくだから、波に乗っているバカリズムに脚本を書いてもらえばよかったのではないか。
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