監督・脚本:マシュー・グッドヒュー
出演/リサ・アンバラバナール、シドニー・クレイヴン、オリビア・ルーリエ、アンドリュー・ホートン、ビアンカ・ベックルズ=ローズ、ティフ・スティーヴンソン、ステファン・カピチッチ
配給/アルバトロス・フィルム
お仕事お疲れさまです!
映画は、人生に役立つヒントを運んでくれる娯楽だと私は思っています。個人的には人生再生物語がとても好きで、見る度に大切に生きようと自分に誓い、たくさんのハッピーを日々感じています。
また、どんなにおバカなコメディーであっても、何らかの〝人生勉強〟になる。今回も、大変勉強になりました。
【関連】LiLiCo☆肉食シネマ~『異人たち』/4月19日(金)より全国ロードショー ほか
ナマケモノの顔って可愛らしくてタマらないですよね。飼ってみたいなぁ~と思ったこともあります。
でもね、今回私は学びました。〝ナマケモノをナメんじゃねーぞ!〟ってね。そうなんです。実は〝怠け者〟ではなく〝生獣〟なのです!
「キラー」シリーズは見逃せない!
作品は『キラー・ナマケモノ』。まず〝キラー〟が付いてるタイトルは無条件で気になります。
彼氏が座るとヤキモチを焼くソファの『キラーソファ』、だらしなくデニムを穿くと殺される『キラー・ジーンズ』、スローガンが〝サメの時代は終わった〟の『キラーカブトガニ』など、キラーと生き物が合体すると、やっぱり楽しい。
しかも、あのゆっくり~のんびり~動くナマケモノと〝キラー〟というワードがどうにも合わない。
こういう映画の冒頭は、必ず面白い。オープニング的なところでつかみはオッケー。ナマケモノとワニ、さぁどうなる!?
メインのストーリーは学園もの。女子大生クラブに所属しても、いまいち満足感に浸れない大学4年生のエミリー。卒業を前にしてSNSのフォロワーを増やしたいけど、どの手も使い果たされていてお手上げ状態。「可愛いペットがいたらフォロワーが増えるよ」と悪気なくアドバイスする友達。そこで、ひょんなことから出会ってしまうのが、複数の動物のゲージの奥にいたナマケモノ。私と同世代の方は『グレムリン』を思い出すかも!
ナマケモノを持って帰ったエミリーは超人気者に! ライバルはどんどん不機嫌になり、お約束の意地悪発言はもちろん、仲間の取り合いなどは、見てるぶんには楽しいが、学生が1人ずつ消えてゆく…。
最初に〝ナマケモノをナメんなよ、それが教訓〟と言いましたが、実は、もっとちゃんとしたメッセージもあります!
このクラブを仕切るミス・メイは良い味を出してます。美女軍団の学生たち、可愛いナマケモノ、パニックホラーのエンターテインメントは、日々の疲れを吹っ飛ばしてくれますよ!
LiLiCo
映画コメンテーター。ストックホルム出身、スウェーデン人の父と日本人の母を持つ。18歳で来日、1989年から芸能活動をスタート。TBS『王様のブランチ』、CX『ノンストップ』などにレギュラー出演。ほかにもラジオ、トークショー、声優などマルチに活躍中。
あわせて読みたい
- [New] 蝶野正洋『黒の履歴書』~少子高齢化社会の行く末
- [New] 『美女ざんまい』タレント・元プロレスラー/愛川ゆず季インタビュー~100センチH級維持の秘訣は…~
- [New] “破局報道”広瀬アリス&川口春奈の「連絡先争奪戦」が勃発!IT長者とセレブ婚間近か
- [人気] 映画『踊る大捜査線』織田裕二主演作を水面下で着々準備?ファン待望の“青島復活”なるか
- [人気] 『アンチヒーロー』の“ラスボス”は野村萬斎ではなく…予想外の人物が再登場か
- [話題] 元AKB48・板野友美が娘の“横顔ショット”を画像加工!?「まさかこんな小さな子どもにも…」
- [話題] 嵐・松本潤、旧セクゾ・佐藤勝利…ジャニー氏の“スペオキ”は新体制スタートも苦境のまま