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LiLiCo☆肉食シネマ~『キラー・ナマケモ』/4月26日(金)より全国ロードショー

監督・脚本:マシュー・グッドヒュー 出演/リサ・アンバラバナール、シドニー・クレイヴン、オリビア・ルーリエ、アンドリュー・ホートン、ビアンカ・ベックルズ=ローズ、ティフ・スティーヴンソン、ステファン・カピチッチ 配給/アルバトロス・フィルム


お仕事お疲れさまです!


映画は、人生に役立つヒントを運んでくれる娯楽だと私は思っています。個人的には人生再生物語がとても好きで、見る度に大切に生きようと自分に誓い、たくさんのハッピーを日々感じています。


また、どんなにおバカなコメディーであっても、何らかの〝人生勉強〟になる。今回も、大変勉強になりました。


【関連】LiLiCo☆肉食シネマ~『異人たち』/4月19日(金)より全国ロードショー ほか

ナマケモノの顔って可愛らしくてタマらないですよね。飼ってみたいなぁ~と思ったこともあります。


でもね、今回私は学びました。〝ナマケモノをナメんじゃねーぞ!〟ってね。そうなんです。実は〝怠け者〟ではなく〝生獣〟なのです!

「キラー」シリーズは見逃せない!

作品は『キラー・ナマケモノ』。まず〝キラー〟が付いてるタイトルは無条件で気になります。

彼氏が座るとヤキモチを焼くソファの『キラーソファ』、だらしなくデニムを穿くと殺される『キラー・ジーンズ』、スローガンが〝サメの時代は終わった〟の『キラーカブトガニ』など、キラーと生き物が合体すると、やっぱり楽しい。


しかも、あのゆっくり~のんびり~動くナマケモノと〝キラー〟というワードがどうにも合わない。


こういう映画の冒頭は、必ず面白い。オープニング的なところでつかみはオッケー。ナマケモノとワニ、さぁどうなる!?


メインのストーリーは学園もの。女子大生クラブに所属しても、いまいち満足感に浸れない大学4年生のエミリー。卒業を前にしてSNSのフォロワーを増やしたいけど、どの手も使い果たされていてお手上げ状態。「可愛いペットがいたらフォロワーが増えるよ」と悪気なくアドバイスする友達。そこで、ひょんなことから出会ってしまうのが、複数の動物のゲージの奥にいたナマケモノ。私と同世代の方は『グレムリン』を思い出すかも!


ナマケモノを持って帰ったエミリーは超人気者に! ライバルはどんどん不機嫌になり、お約束の意地悪発言はもちろん、仲間の取り合いなどは、見てるぶんには楽しいが、学生が1人ずつ消えてゆく…。


最初に〝ナマケモノをナメんなよ、それが教訓〟と言いましたが、実は、もっとちゃんとしたメッセージもあります!


このクラブを仕切るミス・メイは良い味を出してます。美女軍団の学生たち、可愛いナマケモノ、パニックホラーのエンターテインメントは、日々の疲れを吹っ飛ばしてくれますよ!
LiLiCo 映画コメンテーター。ストックホルム出身、スウェーデン人の父と日本人の母を持つ。18歳で来日、1989年から芸能活動をスタート。TBS『王様のブランチ』、CX『ノンストップ』などにレギュラー出演。ほかにもラジオ、トークショー、声優などマルチに活躍中。