桜田淳子 (C)週刊実話Web
桜田淳子 (C)週刊実話Web

【桜田淳子】元トップアイドルが「50周年記念イベント」を開催しなかったワケ《レジェンドアイドルの現在地(8)》

1995年から2007年までの12年間に放送されたスペシャルバラエティー番組『あの人は今!?』(日本テレビ系)は、かつて一世を風靡した有名人を捜索し、彼らの〝その後〟を追跡してきた。


複数回登場した常連もいるが、中でも印象的だったのは、1972年に芸能界デビューしたアイドル・女優の桜田淳子だ。


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桜田は同世代アイドルの山口百恵、森昌子とともに〝花の中三トリオ〟と呼ばれ、映画やドラマに多数出演。第15回日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞したヒット曲『わたしの青い鳥』の「クッククック」というフレーズは、今でもファンの脳裏に強く残っていることだろう。


そんな桜田だが、転機は1992年に訪れた。


同年6月に世界基督教統一神霊協会(統一教会)の合同結婚式に参加することを記者会見で表明。合同結婚式には新体操の五輪メダリスト・山崎浩子も参加を表明し、当時、日本中が大騒ぎになった。

“広告塔”だけに表舞台には立てない!?

その後、山崎は統一協会を脱会したことを表明したが、桜田はいまでも信者を続けている。

世間を騒がせて以降は事実上の引退状態だったが、実は何度か表舞台に立っているのだ。


「13年、デビュー40周年イベントで21年ぶりにステージに復帰し、ファンを喜ばせました。また17年には、銀座博品館劇場で開催された『スクリーン・ミュージックの宴 with ピアニスター・HIROSHI』にゲスト出演し、自身33枚目のシングル『化粧』など全5曲を披露しています。チケットはわずか数分で完売し、衰えぬ人気を証明しました。昨年は50周年のメモリアルイヤーだったこともあり、桜田の動向に注目が集まっていましたが、結局、表舞台に姿を見せることはありませんでしたね」(芸能記者)


桜田が50周年記念イベントを開催しなかったのは、22年7月に発生した『安倍晋三銃撃事件』が影響しているのは想像に難くない。


実際、この事件を機に旧統一協会への風当たりが再び強くなり、事実上の〝広告塔〟を務めていた桜田が表舞台に姿を現そうものなら、批判を浴びるのは必至だっただろう。


今でも復帰を楽しみに待っているファンは少なくないが、桜田が信仰を続ける限りその姿を目にすることは難しそうだ。