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神戸組員銃撃! 五代目山健組・中田組長側近“共謀容疑”で逮捕の衝撃

神戸組員銃撃! 五代目山健組・中田組長側近“共謀容疑”で逮捕の衝撃
神戸組員銃撃!五代目山健組・中田組長側近“共謀容疑”で逮捕の衝撃 (C)週刊実話Web

五代目山健組・中田浩司組長が実行犯として逮捕、起訴された三代目弘道会〝神戸拠点〟での組員銃撃事件が、再び動いた。3月1日、中田組長の側近である河合将次組員が、殺人未遂と銃刀法違反の容疑で、兵庫県警に逮捕されたのだ。

「中田組長と共謀したいう疑いが掛けられたんや。河合組員は中田組長の秘書を務め、いつも傍らにおったで。体格もいいからガードの役目も兼ねとったようで、インカムをつけて周囲を警戒しとったな」(地元記者)

事件は一昨年8月に発生。弘道会系組員が複数の銃弾を浴び、片腕を切断する重傷を負った。12月には中田組長が実行犯として逮捕、起訴され、神戸山口組の直系組長(当時)本人が犯行に及んだとして衝撃が走った。その後、逃走用バイクの準備などに関わったとみられる組員4人が逮捕されたが、神戸地検はいずれも不起訴処分としていた。

「せやから、河合組員の逮捕も〝無理筋〟ちゃうか、といわれとる」(同)

六代目山口組では、五代目山健組に対して「手を出すな」とし、不干渉の姿勢を続けており、3月3日にも同様の内容が内部通達されたという。

「事件で被害に遭ったんは弘道会で、その数カ月後には山健組系組員2人が弘道会系組幹部に射殺される報復が起きた。当時、五代目山健組は神戸山口組傘下やったからな。けど、神戸側を脱退して以降は、敵やないいう見方に変わったわけや。今回の通達も、河合組員の逮捕があったから、改めて伝えたんと違うか」(同)

五代目山健組という中核組織を失った神戸山口組は、沈黙を貫いていたが、3月3日、緊張が高まった。兵庫県西宮市で発砲事件が発生したのだ。

現場は阪神電鉄西宮駅から南約1キロの距離にある住宅街で、午前2時10分ごろに住民から110番通報が入ったという。運送会社の社員寮のシャッターから計4カ所の弾痕が発見されたが、当時、建物内にいた住人らにケガはなかった。

「なぜ、この事件に業界の関係者たちも目を向けたかいうと、銃撃された場所が、昔は神戸山口組・寺岡修若頭率いる俠友会傘下の諏訪一家の事務所やったからや」(関西の組織関係者)

最後にすべて繋がるのかもしれない…

関西ヤクザ界の重鎮だった諏訪健治初代が率いた諏訪一家は、一本独鈷の名門博徒組織だったが、平成3年、桜井好孝三代目時代に直系として五代目山口組(渡辺芳則組長)に加入。平成9年に中岡宏四代目が死去したあと跡目継承が行われ、俠友会傘下となった。

「当時、俠友会は淡路島の洲本市に本部を構えていたんやが、その後、退去を余儀なくされて諏訪一家事務所に本部を移したこともあったんや。当時とは外観などは変わっとるが、防犯カメラも付けたままやったから、一見すると組事務所にも思えるで」(ベテラン記者)

近隣住民の男性は、「ここが諏訪一家やったいうのは、古くからの住民なら誰でも知ってるわ。ここに50年住んどるけど、発砲事件なんて初めてや」と話す。

兵庫県では、3月1日に緊急事態宣言が解除されていた。池田組(池田孝志組長=岡山)の若頭が昨年5月に銃撃されたのも解除直後であり、この共通点には不穏さが感じられた。

「寺岡若頭への威嚇の可能性もゼロやないが、この建物と俠友会は今は無関係やから、警察は別のトラブルの線も視野に捜査しとるようや」(前出・ベテラン記者)

また、神戸山口組の脱退から半年が経った池田組では、新しい代紋が決定したという。菊の紋章の中央に池田組を表すアルファベットの「I」の文字が入った代紋で、独立組織としての覚悟がうかがえた。

さらに、2月に神戸山口組傘下三代目熊本組(藤原健治組長=岡山)を離脱した横森啓一元若頭が、27日、六代目山口組・二代目若林組の篠原重則組長(香川)と盃を交わし、舎弟として加入したのである。

「脱退届を出し、当初は独立組織としてやっていく予定だったが、以前から親交が続いていた若林組・森隆若頭との信頼関係もあって、篠原組長の元に入ったそうだ。今後、六代目山口組内での動向が注目されている」(地元関係者)

神戸山口組から脱退した五代目山健組へは不干渉を貫き、横森元若頭らを受け入れた六代目山口組。池田組に対しては、敵対姿勢を続けており、脱退後の組織はそれぞれ違う状況に置かれている。

「六代目側の一つ一つの動きに、分裂終結へ向けた意味が含まれているはずだ。今は点と点でしかないことも、最後にすべて繋がるのかもしれない」(業界ジャーナリスト)

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