
“大阪大地震”のXデー「台湾の次は日本」の不吉なデータと万博への不安
能登半島地震の発生から3カ月。4月2日には青森・岩手で震度5弱の地震が発生し、その翌日には台湾を大地震が襲った。
地震学者の間では「台湾で地震が起きると、日本も大地震に見舞われる」との声も出始め、日本列島周辺がキナ臭い状態に陥っている。
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台湾東部・花蓮県を震度6強の巨大地震(M7.7)が襲ったのは、日本時間の4月3日午前8時58分。震源は同県沖の深さ23キロの地点だが、花蓮県以外にも北東部の宜蘭県などで震度5強、北部の台北市や新北市などでも震度5弱の揺れを観測した。
現地ではその後もM6.5の揺れをはじめ、300回以上も余震が続いている。
現地の商店主が言う。
「ドーンという地鳴りとともに下から突き上げるような衝撃を受けたと思ったら、すぐに横揺れになった。激しく長く不気味な揺れだったが、揺れが収まり外を見渡すと、街が一面の廃墟と化していたのです」
同地震の死者は13人、安否不明者6人、けが人は1100人を超えている(4月10日時点)。
震源地に近い花蓮市の中心部では、建物の倒壊が相次ぎ、1階部分が崩れたビルが45度傾くなど、揺れのすさまじさを物語っていた。
また、付近の村では地割れや地滑り、落石が相次ぎ、孤立する人々が続出。地震で起きた津波も、沖縄にまで押し寄せたほどだった。
ちなみに、今回の大地震は1999年9月21日に台湾中部で発生し、2400人以上の人命を奪った「921地震」(M7.7)以来の巨大地震といわれ、原因は沈み込んでいたフィリピン海プレートが跳ね上がったためとみられている。
武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏が指摘する。
「台湾東部の陸地と海の境界部には、フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込んでおり、このひずみが限界を迎え、プレートが跳ね返ったことから地震が起きた。台湾内陸部には無数の断層があるといわれるが、これらが一緒に動いたことで被害が拡大した可能性も高いのです」
台湾と日本の地震は“兄弟関係”
気になるのは、地震学者の間で噂されている「台湾で地震が起きると、日本も大地震に見舞われる」との説。オカルトめいた伝承にも聞こえるが、実はこれには〝不吉なデータ〟が存在するのだ。日本同様「地震大国」として知られる台湾では、1018年2月にも今回と同じく花蓮県近海を震源とした「花蓮地震」(M6.4)が発生。同県や宜蘭県で震度7を記録したこの地震は17人の死者を出した。
その4カ月後の同年6月、「大阪府北部地震」(M6.1)が発生しているのである。
「最大震度6弱の揺れをもたらした大阪府北部地震は死者6人、負傷者462人、6万1200棟以上の家屋が全壊や半壊、破損の被害を受けた。この地震は内陸にある断層がずれ動いたものだが、そもそも断層ができた由来と地震の原因は台湾と同じで、南海トラフを境に沈み込むフィリピン海プレートが影響を与えたためといわれているのです」(科学ライター)
前出の島村氏もこう話す。
「台湾の地震は日本の地震と兄弟関係にあるといわれる。フィリピン海プレートのひずみと力の開放という発生プロセスが同じだからです。現在はこのプレートが活発化しているため、日本でも地震が起きないかが注目されています」
問題は今回、台湾で起きた巨大地震が日本にどんな影響を及ぼすかだ。これについては依然確かなことは分からないものの、〝悪夢の再来〟を懸念する声も高まっているという。
在阪の社会部記者が言う。
「台湾地震後に大阪府北部地震が発生した経緯もあるため、実は関西には大地震の発生を危惧する声が高まっている。中でも最もプレッシャーを受けているのが、大阪・関西万博の関係者で、開催を危ぶむ意見も出始めている」
ご存じの通り、来年4月開催予定の大阪・関西万博は、当初の2倍近い建設費(2350億円)とパビリオン建設の遅れなどで大混乱。今年元日に起きた能登半島地震の影響を受けてパビリオンの建設がさらに遅れ、中止論が渦巻いている。
そのため、「今、大地震に襲われれば、開催中止が決定的となる可能性が高い」(同)といわれているのだ。
ただし、今後、日本で発生するフィリピン海プレート由来の地震は、被害地域がさらに広いとの見方も多い。南海トラフ地震の発生が近づいているからだ。
科学ライターが続ける。
「静岡の駿河湾から九州沖まで延びる南海トラフを震源とした地震は90〜150年周期で起きるといわれる。トラフの東側が割れた『昭和東南海地震』(M7.9=1944年)と西側が割れた『昭和南海地震』(M8=1946年)から約80年が経過しています。そのため、次に起こるフィリピン海プレート由来の地震はこの地震とみられているのです」
ちなみに、大阪府はこれら2つの地震発生時にも甚大な被害に見舞われている。勃発すれば、今度こそ万博開催の道は閉ざされそうだ。
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