宮城野親方(元横綱・白鵬) (C)週刊実話Web 
宮城野親方(元横綱・白鵬) (C)週刊実話Web 

宮城野部屋騒動いよいよ最終コーナーに 元白鵬の出鼻をくじいた伊勢ヶ浜親方の超厳格「強烈指導」

北青鵬の暴行に端を発し、部屋の閉鎖、伊勢ヶ浜部屋移籍と最悪の結末をたどった〝宮城野部屋騒動〟も、いよいよ最終コーナーを迎えた。


4月3日、宮城野親方(元横綱白鵬)は、紗代子夫人、部屋付きの間垣親方(元幕内石浦)を伴って移籍決定後、初めて伊勢ヶ浜部屋を訪問。師匠の伊勢ヶ浜親方(元横綱旭富士)にあいさつした。


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滞在時間はおよそ1時間40分。45回優勝の華やかな現役時代とは対照的な屈辱的な時間だったことは、再び玄関に姿を現したときの憔悴した表情や、「一生懸命がんばると表現していいかも分からないですが、1日1日頑張るという思いです」と語った言葉に表れていた。


「怖い者知らずだった宮城野親方が、これほど緊張したあいさつをしたのは初めてじゃないでしょうか。ここで伊勢ヶ浜親方の心象を悪くしたらおしまいですからね。対話の内容は大半が伊勢ヶ浜親方のお説教。中でも重要なアドバイスが、全国を回り(弟子たちの)親御さんと会って(お詫びと説明をして)来なさいというものでした。アドバイスというより命令ですね」(大相撲担当記者)

解説や白鵬杯の開催もアウトに?

宮城野部屋の弟子は20人。出身地は沖縄から北海道、モンゴルまで散らばっている。

そのすべてを回るのは大仕事で、いかにも厳格な伊勢ヶ浜親方らしい注文だが、アドバイスはそれだけではなかった。


「それこそ稽古場での過ごし方や、弟子のスカウトの仕方にまで及んだはず。1から指導を受ける身だから、これまでのように稽古そっちのけで講演に飛び回ることもできなくなるし、おそらくNHKでの解説や白鵬杯の開催もアウト。我慢の日々となるでしょう」(同・記者)


これとは別に、部屋頭の横綱照ノ富士らとの対応も控えている。


照ノ富士は3月末の巡業先で、「生活リズムや稽古のやり方も違うけど、お互いが理解し合えば(合流は)プラスになることもある」と話していたが、こちらも難題だ。


果たして、宮城野親方はどこまで耐えられるのか。