今年2月に3期生エースの山下美月が、乃木坂46からの卒業を発表した。卒業ソングとなる35thシングル『チャンスは平等』の初回特典が発表されたのだが、またもファンが大荒れしている。

初回仕様限定盤の特典映像には「新参者 LIVE at THEATER MILANO-Za」のライブ映像を収録。「新参者 LIVE」とは乃木坂46の5期生、櫻坂46の3期生、日向坂46の4期生が、1か月にわたって開催したライブのことだ。

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『チャンスは平等』の特典映像には、乃木坂46の5期生が「新参者 LIVE」で披露した一部楽曲に加え、公演ごとに特定のメンバーをフィーチャーした企画「五期生 おひとりさま天国」のパフォーマンス映像が全メンバー収録されるという。

5期生ファンにとっては嬉しい特典だが、『チャンスは平等』はグループを支えてきた山下の卒業シングルである。

「白石麻衣の卒業ソング『しあわせの保護色』には、白石が撮影したメイキング映像が収録され、齋藤飛鳥の卒業ソング『ここにはないもの』には、齋藤も出演するライブ映像が収録されていました」（アイドルライター）

露骨な5期生推しに乃木坂46ファン激怒！

卒業ソングの特典映像に、当人が一切出ていないというのは極めて珍しいケースだろう。

そのため、ファンからは《特典映像が新参者とかふざけてるのか》《山下美月の卒業シングルですよね…？》《山下関連の映像が1つもないこと以上に、全部5期であることがおかしい》《美月ちゃんの卒業シングルな訳で、特典映像に5期を入れるのは何か違う気がします…》《3期の卒業シングルの特典映像が5期単独ライブって5期推しな私でも意味不明なんだけど》など疑問の声が続出している。

「そもそも『チャンスは平等』は、選抜メンバー発表の段階から物議を醸していた。山下が卒業ということもあり、3期生が全員選抜入り。一方で一部メンバーが選抜から漏れたため〝思い出選抜〟と揶揄されていました。また曲調が明るいディスコ調で、卒業シングルにはふさわしくないとして、またも物議を醸した。その上、特典映像がすべて5期生であれば、大荒れするのは仕方がない気もします」（同・ライター）

一連の方針にファンはついていけないのか、3月18日に公開された『チャンスは平等』のMVは146万回と落ち込み気味。その3月27日にアップされた日向坂46の最新シングルMV『君はハニーデュー』の再生回数174万回に敗北している。

「とはいえ、5期生が人気なのもまた事実。これからのグループを担っていく存在なので、勢いに乗っている今のうちに畳みかけたい気持ちも分からなくはありません。しかし、それならば卒業シングルを通常の選抜にして、特典映像を3期生にまつわるものにすればよかった。つい最近、4期生の遠藤さくらと清宮レイが出演していたCMから清宮だけが降板し、5期生の井上和に代わったことも荒れる要因のひとつです」（同）

山下の卒業とともに、多くの乃木坂46ファンもオタクを卒業してしまうかもしれない。