巨人・阿部慎之助監督が、阪神との開幕3連戦に勝ち越し、球団創設90周年のメモリアルに相応しいスタートを切った。
「開幕3日前にオドーアが二軍降格を拒否し、退団に発展。黒星スタートになっていたら、チームの雰囲気は最悪だったと思います」(スポーツ紙記者)
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開幕戦のキーマンとなったのは、オドーアの代役右翼手・梶谷隆幸。攻守にわたって勝利に貢献したが、故障の多い選手でもある。
「オドーアに代わる新外国人選手を獲りに行く」というのが、周囲の一致した意見でもある。
だが、その話をすると、必ずこの問題に辿り着く。就労ビザ、つまり一軍合流の時期だ。
「メジャーリーグの開幕ロースターに残れなかった選手や、ポジションの兼ね合いで実力とは別にマイナー降格になった選手もいるので、良い選手が獲得できると思います。ただ、早々に契約できたとしても来日するのは4月下旬、一軍合流は日本で調整してからになるので、5月のGW以降になってしまいます」(同・記者)
そこで、ささやかれているのが、日本人スラッガーの筒香嘉智の獲得だ。
筒香がついに「NPB帰還も選択肢」と公言
サンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約し、メジャー昇格を目指してキャンプで奮闘していた経緯は既報通りだが、昇格は叶わず退団している。
また近年の筒香といえば、「マイナー落ち、契約破棄、新天地を探して」を繰り返してきたが、今回は違う。筒香自らの口で「NPB帰還も選択肢」と公言したのである。
最有力は古巣・DeNAだが、野手層が厚くなったので、レギュラーを保障できない交渉となるだろう。
「巨人はオドーアの一件があるので、筒香を獲得しても批判は少ないと思われます。日本人の筒香なら、帰国してすぐのチーム合流も可能です」(同)
もっとも、筒香は腰痛を抱えており、今回のサンフランシスコ・ジャイアンツの退団理由の一つにも挙げられていた。
「巨人がオフにアタックしたとされる右打ちの三塁手兼外野手のブライアン・アンダーソンが、オドーア退団の翌日にマリナーズを自由契約後に再契約しました。異国で野球をすることに抵抗のある選手も一定数いて、彼もその1人だった」(米国人ライター)
補強は早いに越したことはない。次に阿部監督を救うのは筒香なのだろうか。
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