フジテレビが、同局を代表するドラマ『踊る大捜査線』の新作映画の公開を発表した。
柳葉敏郎が演じた室井慎次が主人公の予定で、シリーズを通して主演を務めた織田裕二の参加は明言されていない。
また、バラエティー番組『逃走中』を映画化し、7月19日に公開することも発表。こちらは、同番組の20周年を記念した作品で、賞金総額1億円超え、参加総数1000人規模となる史上最大級の〝逃走〟を行う予定だという。
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映画作品を続々と世に送り出すフジテレビだが、その裏には切実な台所事情があると他局のディレクターはいう。
「フジは、各番組で視聴率低下に歯止めが利かなくなり、最近話題になるドラマも、TVerなど見逃し配信では好成績なもののたいした売上にならない。全局でCM収入は落ちていますが、フジは特に未来がなく、放送外収入を稼ぐしか生き残る道がない。そこで、映画作品をとにかく増やし、番組で紹介して興行収入を増やす作戦に切り替えています」
何でもかんでも映画化するフジテレビ
実際、フジテレビは2022年12月、ドラマ『Dr.コトー診療所』を16年ぶりに復活させ映画化。昨年には『イチケイのカラス』や『ミステリと言う勿れ』などのドラマ作品を映画化した。
着実に放送外収入の獲得を進めているが、今後もその動きは加速するようだ。
「フジは映画作品をとにかく量産したいので、新たに企画を立ち上げるより、手っ取り早く過去作品の再利用を考えているようだ。『101回目のプロポーズ』、『素顔のままで』、『教師びんびん物語』など、過去に高視聴率をマークした作品を、新たなキャストで映画化できるか常に検討しているとか」(スポーツ紙記者)
今回の映画版『逃走中』がヒットすれば、何でもかんでも劇場版が作れることが証明されてしまう。
そんな状況に、若手スタッフたちは危機感をつのらせているという話だ。
「『逃走中』の映画がヒットしたら、なんでもありになります。映画にばかり集中している上層部を見て、若手スタッフからは未来がないと失望の声も聞こえてくる。そうでなくても、制作費を削られ、経費もほとんど使えないような状態なので、フジテレビから離職者が続出する可能性があります」(民放関係者)
テレビ局ならば映画より人気番組を作るべきだと思うが、フジテレビにはそんな考えはなさそうだ。
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