(画像)9gifts/Shutterstock
(画像)9gifts/Shutterstock

大麻を「ドライブスルー」や“置き配”で販売!? 若手農家が発案したイマドキの密売手口

近年、農業を志す若者が増えているとされるが、大麻を栽培し、今どきの方法で販売していた男たちが逮捕された。


3月14日までに大麻取締法違反容疑(営利目的共同栽培)などで大阪府警に逮捕・起訴されていたことが判明したのは、大阪府熊取町の永島匡備(44)と、知人で同泉大津市の村田大樹(26)の両被告。警察によれば、2人は昨年7月から11月にかけて同岸和田市内にあるビニールハウスで大麻草を栽培したとして逮捕され、昨年12月以降、3回も起訴されているのである。


【関連】人生を大きく変えた「大麻逮捕」の一部始終~第20回『放送作家の半世(反省)記』ほか

警察関係者がこう語る。


「事件の端緒は、昨年2月から複数回、『このビニールハウスで大麻を栽培しているのではないか』という情報が寄せられたため。裏付け捜査を進めていた警察は昨年11月にハウスを捜索。約270株の大麻草や約21キロの植物片など、末端価格で計1億600万円もの量を押収したのです」

高級外車を乗り回す羽振りの良さ

もっとも、同事件で注目されているのは、その販売方法だ。

「永島被告らは、栽培場所に車で来た客に大麻を手渡す『ドライブスルー方式』や、大阪府泉佐野市内のコンテナに設置した鍵付きロッカーに大麻を置き、客が受け取る『無人販売所』方式などの販売方法で、2021年7月ごろから2年4カ月ほどの間に約2500万円の利益を上げていた。その儲けで、永島被告は高級外車を乗り回していたのです」(同)


ただ、この羽振りの良さなどが目立ったためか、近所では警察に情報が寄せられる以前から怪しまれていたという。


「永島被告らは違法で高価なものを栽培していたからか、ハウスの外を高めのフェンスで囲い、周囲の掃除も神経質なほど徹底していたという。その異様さを、近所の人たちも感じ取っていたようなのです」(同)


土を相手に勤労に励む姿は美しいが、イケナイものを栽培してはダメなのだ。