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長谷川博己『麒麟がくる』の呪縛…“芸能界天下”に苦悩~銭で見えてくる『テレビ・芸能マル秘報告書』

長谷川博己
長谷川博己(C)週刊実話Web

俳優の長谷川博己の関係者が「NHK大河ドラマの主演俳優」という金看板の呪縛に苦しんでいる。昨年から今年2月7日まで放送された『麒麟がくる』で、見事に主演を務め上げたことは今さら説明するまでもない。

「計44話の平均世帯視聴率は14.4%。コロナ禍で数カ月近くも収録が中止になる中、2年掛かりで取り組んだ大作です。業界関係者の誰もが俳優として長谷川の実力を認めています」(NHK関係者)

実際、放送回を重ねるごとに世間に明智光秀ブームが沸き起こった。最終回に向け『本能寺の変』の真相やこれまで天下の謀反人と名指しされてきた明智の歴史的再評価にも繋がったといっても過言ではない。

「だからこそ、NHKも粋なことをしたと思います。視聴者の熱い思いを受け、豊臣秀吉との山崎の戦いの後も、光秀は生き残り乱世を鎮めるべく活躍しているというイメージシーンで幕を下ろした。結果、ドラマが最終回を迎えてもネットのSNSでは、いまだに光秀ロスをアップする書き込みが絶えません」(同)

翻って現代に生きる長谷川。光秀の三日天下とは違い、芸能界における〝永遠の天下〟を手にした。ところが、意外なことに次の仕事がなかなか決まらないという。なぜか?

堺雅人よりも確実に上!?

「ギャラですよ。今回、大河の主役を演じきったことで、ギャラが一気にアップしてしまったわけです。以前はどんなに高くても200万円~超えはなかった。しかし、現在は最低でも300万円~。上限の設定がないため、間違いなく日本で一番ギャラの高い俳優でしょう。人気ドラマ『半沢直樹』の堺雅人よりも確実に上です。結果、民放局のプロデューサーがオファーしたくても、ギャラを考えると二の足を踏んでしまうというわけ」(ドラマ関係者)

もう1つ、ドラマが決まらない理由がある。

「大河の後だけに、絶対にコケるわけにはいかないんです。それなりの結果を出すことが求められている。まさに、これがNHK大河の呪縛です」(同)

そもそも、大河で主演を経験した俳優陣らは挙って次の作品を急いで決めたがる傾向にある。

「大河主演俳優は、役落としをしたがるんです。皆、〝大河俳優〟のプレッシャーをかけられることに苦痛を感じてしまう。さらに、キャラの定着も恐れるんです」(事情通)

もっとも、『麒麟――』の長谷川は例外だ。

「慌てているのは取り巻きの関係者だけです。長谷川はオフに京都や滋賀県に行き、光秀ゆかりの地を訪ね歩く旅に出るそうです。光秀にかなりのシンパシーを感じている」(芸能関係者)

長谷川博己がくる。

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