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大関・貴景勝“太り過ぎ”でカド番を反省!? 17キロ減量は吉か凶か…

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大阪から東京に舞台を移して行われる三月場所(3月14日初日・両国国技館)を前に、力士の健康診断の結果が発表された。

力士たちの体重も明かされ、十両以上の関取で最も軽量だったのは、十両に転落している人気者の炎鵬の98キロ。最も重かったのは逸ノ城でジャスト200キロ。幕内平均は160.1キロだった。

「注目を集めたのは、初場所で初日から4連敗して負け越した上、終盤は途中休場し、大関カド番に追い込まれている貴景勝です。何と一気に17キロも減量し、166キロまで落としていたのです」(担当記者)

大相撲界では「食べることも稽古の1つ」と言われ、体重を増やし、体を大きくすることも強くなるための大事な要素だ。

「貴景勝は、こうした体作りや体重アップに熱心な1人でした。昨年5月の夏場所がコロナ禍で中止になったときも、時間ができたからと、稽古の合間に栄養学の専門書を読んでいることを明かしていたほどです」(同・記者)

力士の減量は危険と背中合わせだが…

おかげで、身長は177センチと平均以下ながら、体重は先場所の時点で幕内でも上位の183キロまでアップ。見るからに太って、丸々とした体に作り上げた。

「ところが、これが裏目に出たのです。先場所は明らかに太り過ぎで、体のキレやバランスを欠き、あっけなく前に落ちたり、のけぞったりしました」(部屋関係者)

このため、今度は1カ月あまりで思い切って17キロも減らす強硬手段に打って出たのだ。

「力士の減量は、パワー欠乏や〝攻めの感覚の違い〟など、危険と背中合わせなのです。いい例が逸ノ城。体重を気にしなかったころは破壊力抜群で、次期大関候補と騒がれましたが、減量を開始した途端、かつての勢いを失い、低迷してしまった。貴景勝も二の舞いになる可能性があります」(前出の担当記者)

本人は、「食事を減らすなど、無理して落としたワケじゃない。鍛え方を少し変えたら落ちたって感じです」と反論するが…。

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