韓国の5人組ガールズグループNewJeansの日本デビューが決定した。また、初の単独公演が東京ドームで開催されるとも発表されたが、彼女たちを知らない一部のネットユーザーからは批判的な声が上がっている。

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NewJeansは、BTSなどが所属するHYBEの新レーベルADORから2022年にデビュー。1990年～2000年代のポップスやR＆Bの要素を組み合わせたスタイルが人気を博している。

アメリカをはじめ海外での評価も非常に高く、これまでのK−POPグループとはまた違った魅力があることから、日本でも若年層や音楽好きを筆頭にファンは多い。

初の日本単独公演が、東京ドームになったことも人気を裏付けているだろう。デビュー1年11カ月にしての東京ドーム公演は、海外アーティスト史上最速だという。5、6月に約10カ月ぶりのニューシングル発売も発表され、HYBEは大きく株価を伸ばした。

「HYBEといえば、昨年アメリカの有力ヒップホップ・レーベルを買収するなど、世界的に影響力を持つ企業に成長しました。2023年の売上高は、韓国のエンタメ企業として初の2兆ウォン超えを達成。またNewJeansが所属するADORの売上高も、前年比491.8％増と急成長を遂げました」（芸能ライター）

知らないことに積極的コメント「聞いたことないけど、たぶんイマイチ」

しかしYahoo！JAPANで配信されたNewJeans日本デビュー記事のコメント欄には《ドームが安っぽく感じられる》《「みなさんご存知の！」みたいなテンションで書くなや笑　誰やねんこいつら》《まーた韓流のゴリ押しか。嫌悪感しかない》《聞いたことないけど、たぶんイマイチだろうな》など、心無い声も多く見受けられた。

「Yahoo！JAPAN の媒体資料（2023年3月改訂版）によると、Yahoo！JAPANの年代別ユーザーは、40歳～49歳が20％、50歳～64歳が26％、65歳以上が20％となっており、40歳以上のユーザーが6割以上を占めていることが分かる。またYahoo！JAPANを利用する理由は『習慣になっているから』が1位。年収はスマートフォン利用者で500万円未満が57％だと発表されています。もちろん全ユーザーがそうだとは言いませんが、今回のようにヘイトコメントも放置されている状況は、『差別の温床』だと以前から問題視されてきました」（同・ライター）

Yahoo！JAPANに限らず、SNSでもフィルターバブルに閉じ込められ、一方の偏った情報ばかり浴びてしまう人は少なくない。

1995年から始まったとされるインターネット普及期から来年で30年になるが、利用者のリテラシーはいつになったら成長するのだろうか。