かつて夏の甲子園で「ハンカチ王子」として社会現象を巻き起こした元北海道日本ハムファイターズ投手の斎藤佑樹氏(35)が、3月末から平日夕方のニュース情報番組『news every.』(日本テレビ系)にキャスターとして出演する。
もともと報道キャスター志望だったという斎藤氏だが、将来は出身地である群馬県知事など政治家転身も視野に入れているという。
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斎藤氏が一躍スポットライトを浴びたのは、2006年の第88回全国高校野球選手権大会だ。早稲田実業のエースとして出場した斎藤氏は、駒大苫小牧の田中将大投手(現・楽天)と壮絶な投げ合いを演じ、全国制覇を成し遂げた。「爽やかな風貌に加え、マウンドで汗をぬぐう際にハンカチを使用していたことから〝ハンカチ王子〟と呼ばれ、女性層を中心に人気を集めました」(スポーツ紙記者)
早稲田大進学後もエースとして活躍し、2010年ドラフト1位で日本ハムに入団。1年目は6勝をマークし、翌12年には開幕投手も務めたが、度重なるケガなどで、その後は鳴かず飛ばず。
21年に引退し、10年間のプロ野球選手生活で通算成績は15勝26敗だった。
大学時代から政治家志望を公言
「ミーハーな面のある斎藤氏は、引退後もテレビを中心とする仕事にこだわっていたようです。というのも、斎藤氏はすでに大学3年時、講演で将来は『政治家になりたい』と語っていた。人々に忘れられては困るという思惑もあったはずです」(同・記者)
政治家になるには、庶民の身近な生活など、さまざまなジャンルに精通する必要がある。その意味でも、キャスターはいい勉強の場であり、知名度も維持できる。
政治家志望の斎藤氏には、今回のキャスター就任は願ってもないチャンス。日テレの要請に二つ返事で飛びついたといわれている。
具体的には、どのような政治家を目指すのか。
「斎藤氏は、大学時代から過疎化が進む地方をスポーツ振興で、どう活性化させられるかなどを専門にしてきた。卒論でも、そうした問題をテーマにしたと聞きます。とりわけ、出身地の群馬県には愛着が強い。引退後、自民党安倍派に所属したことのある山本一太群馬県知事を表敬訪問し、郷土愛を熱く語っています。ゆくゆくは群馬県知事選に出馬する可能性が高い」(同・記者)
政治資金裏金問題で大揺れの自民党関係者も、斎藤氏の政治家転身に期待を寄せている。
「斎藤氏には国政にチャレンジしてもらい、古い政治体質に風穴を開け、新風を吹き込んでほしい。中央から地方を活性化したほうが近道とも思える。自民党から出馬してほしいですね」
自民党の尻は〝ハンカチ〟で拭う?
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