平野紫耀 (C)週刊実話Web
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TOBE被災地支援プロジェクト“寄付金の不可解さ”が物議 震災直後のお粗末対応も蒸し返される

滝沢秀明氏が代表を務める芸能事務所・TOBEの被災地支援が、またも物議を醸している。


TOBEは3月14~17日に行われた事務所ライブにて、所属アーティスト全員で歌うチャリティーソング『Be on Your side』を披露した。


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これは新プロジェクト『to HEROes Project -Act for HOPE-』の一貫で、作詞は平野紫耀を擁する『Number_i』が担当している。


公式サイトには、《「令和6年能登半島地震」被災地の方々、今なお深い悲しみや不安のなかにいらっしゃる全ての方々に心からお見舞い申し上げます》《私たちも、役に立ちたい。はじまりはそんな強い衝動だった》など、元日に発生した能登半島地震の復興企画であることがつづられている。


ライブ後の18日から、公式サイトでCD予約がスタート。収益に関しては《本楽曲の利益(CD/各音楽配信・ストリーミングサービス/YouTubeによる利益)は、皆さまと想いをひとつにして、被災地の子どもたちのために、役立てる予定です》《楽曲による利益の寄付先・寄付金額などは、今後TOBE公式サイトにてご報告いたします》としている。


ここまでは立派な取り組みに見えるが、物議を醸したのは寄付等に関する時期だ。


「滝沢氏はTikTokでサブスクメンバー限定の配信を行っており、メディアに出ないぶっちゃけ発言が飛び出すことで有名。19日の配信では、チャリティーについて言及したようです」(芸能ライター)


ここで言及された寄付の時期は、なんと1年後だったというのだ。


「滝沢氏は配信内で、CDの収益について、1年後に『その時必要な形』で届けると発言した。理由に関しては、被災地は必要な物資が日々変化するため、その時に合わせた適切な形で寄付するためだといいます」(同・ライター)

相次ぐ拙速な対応…発災直後は「顔のイイへずまりゅう」との揶揄も

この発表に《未だに厳しい食事情を抱えるところもあるので1年後と言わず早く届けてあげて》《だったら4日間やった東京ドームに募金箱設置して、被災地に送ればよかったじゃん》《1秒でも早い方がいいに決まってる! 大切な事が見えてない》などと指摘されている。

「タイミングもさることながら、義援金なのか、炊き出し費用にするのか、物資を購入して差し入れるのかなど、寄付の形式について《今後TOBE公式サイトにて》と事後報告にされているのも問題。そもそも、石川県は公式サイトにて、義援金の預かり期間を12月27日までと定めている。1年後では自治体を通じた正式な寄付が行えず、第三者機関に委ねることで、せっかくの収益から諸経費が引かれることも懸念されます」(フリージャーナリスト)


また、過去の被災地支援が掘り返されている。


「震災当初、岸田文雄首相や馳浩石川県知事はマスコミやSNSを通じ、一般ボランティアは被災地入りしないよう呼びかけていた。これは、現地に人が殺到することで渋滞による援助遅延や二次災害が起きかねず、自衛隊や公共団体の活動がかえって妨げられるおそれがあったからだ」(同・ジャーナリスト)


ところが、TOBEはこうした呼びかけを無視し、震災3日後の1月4日に被災地入り。同じく被災地入りした迷惑系YouTuberらと同じタイミングということもあり、《自治体が来るなと言ってる段階で、なぜ炊き出しを行なったのか》《このタイミングで行く連中は目立ちたがり屋》《これじゃ顔のイイへずまりゅう》などと批判を浴びていた。


その行いは善か、はたまた偽善か。