
第96回センバツで命運を握る「飛ばない金属バット」問題 高校球史の“大きな節目”になる可能性も
2024.03.21
スポーツ
今春のセンバツ甲子園は「外野手泣かせ」だ。
3月18日から『第96回選抜高校野球大会』が始まった。能登半島地震で練習環境もままならない石川県の星稜、日本航空石川の両校にエールが送られたが、今大会は高校球史に残る〝大きな節目〟ともいわれている。
【関連】高野連がついに門戸を開放!「夏の甲子園」に女性審判が登場か ほか
「新基準の金属バットが導入されたんです。『飛ばない』とは聞いていましたが、これが予想以上だったんです」(野球担当記者)
高校野球界が金属バットを正式に採用したのは、1974年春季の都道府県大会から。その後、道具の進化や筋トレの定着などで打高投低となっていった。
「19年夏の甲子園大会では、打球が投手の顔面を直撃し、頬骨を骨折する事故がありました。筋トレで鍛えられた球児たちの打球速度はハンパではありません。昨夏、佐々木麟太郎(花巻東卒)の打球は時速200キロを超えていたそうです。投手の安全のためにも(飛ばないバット導入は)やむを得ない措置でした」(スポーツライター・飯山満氏)
甲子園の勝敗は“打撃音”にあり?
こうした背景もあり、低反発の金属バットが導入される運びとなったが、その影響はやはり大きいようだ。「打球が飛ばなくなった分、エンドランやスクイズなどの小技を使う率が増え、打球の飛距離が読めないんです」(野球指導者)
また、予想外だったのは打球音。通常、外野手はバッターの打った飛球の落下地点を視覚のみで予測すると思われがちだが、実はバットがボールを捉えた瞬間に響く打球音も、大きな判断材料になっているという。
ところが、新金属バットは素材がメーカーごとに異なるため打球音が違い、聴覚による判断がまるであてにならないのだ。
13日からの甲子園球場における各校の練習時には、カキーンという金属バット独特の高い快音が「カコーン」と聞こえた。
従来と同じ「カキーン」もあったが、打ち損じでは「ポコ」「ボコン」など、これまで聞いたこともない打球音も響いていた。
昨秋の明治神宮大会では、北海高(北海道)が全国大会で初めて新金属バットを使用して初戦敗退している。この打撃音に早く対応できるかが勝負を分けそうだ。
合わせて読みたい
-
水卜麻美アナが日テレ退社へ 夫・中村倫也の説得で『24時間テレビ』が花道に?
2025.05.11 芸能 -
『鬼滅の刃』歴史的ヒットの裏で…アニメ映画『ChaO』歴史的爆死の危機
2025.08.19 エンタメ -
千葉“ディズニー”マリーンズ誕生か 球場の老朽化、韓国進出…ロッテとオリエンタルランドの思惑が合致
2024.07.28 スポーツ -
【難読漢字よもやま話】「讒謗」なんて読む? 言葉にまつわる由来と豆知識
2025.08.26 エンタメ -
土屋太鳳“裏アカ流出”疑惑でプチ炎上 投稿された動画が波紋呼ぶ
2025.08.20 芸能 -
ソフトバンク大物捕手獲得へ 甲斐拓也の穴を補う“トラの要”
2025.08.22 スポーツ -
DeNAバウアー来季契約に黄色信号 メキシカンリーグ復帰か
2025.08.23 スポーツ -
電撃婚の二階堂ふみとカズレーザーに危惧される「スピード個性派離婚」
2025.08.25 芸能 -
石破首相vs旧安倍派「最終戦争」足並み乱れる反石破派
2025.08.24 -
日本は“空洞化”が進行中? 難局を乗り越えるために必要な頭の切れるリーダー
2025.08.26
合わせて読みたい
-
水卜麻美アナが日テレ退社へ 夫・中村倫也の説得で『24時間テレビ』が花道に?
2025.05.11 芸能 -
『鬼滅の刃』歴史的ヒットの裏で…アニメ映画『ChaO』歴史的爆死の危機
2025.08.19 エンタメ -
千葉“ディズニー”マリーンズ誕生か 球場の老朽化、韓国進出…ロッテとオリエンタルランドの思惑が合致
2024.07.28 スポーツ -
【難読漢字よもやま話】「讒謗」なんて読む? 言葉にまつわる由来と豆知識
2025.08.26 エンタメ -
土屋太鳳“裏アカ流出”疑惑でプチ炎上 投稿された動画が波紋呼ぶ
2025.08.20 芸能 -
ソフトバンク大物捕手獲得へ 甲斐拓也の穴を補う“トラの要”
2025.08.22 スポーツ -
DeNAバウアー来季契約に黄色信号 メキシカンリーグ復帰か
2025.08.23 スポーツ -
電撃婚の二階堂ふみとカズレーザーに危惧される「スピード個性派離婚」
2025.08.25 芸能 -
石破首相vs旧安倍派「最終戦争」足並み乱れる反石破派
2025.08.24 -
日本は“空洞化”が進行中? 難局を乗り越えるために必要な頭の切れるリーダー
2025.08.26