日本テレビが四面楚歌に陥ろうとしている。ムロツヨシが同局に絶縁状をたたきつけたという話が業界に流布している。
さらに取材を進めると、日テレをめぐるヤバい状況が明らかになってきた。
「ムロだけではない。出演予定だった吉岡里帆やディーン・フジオカもNGを突き付け、『ドラマから降板する』と通告したというんです」(業界事情通)
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この人気俳優3人が出演する予定だったのが、4月クール土曜ドラマ枠の『たーたん』だった。
『セクシー田中さん』騒動で現場は混乱
ドラマは小学館が発行する『ビッグコミックオリジナル』で、西炯子氏が連載中の同名漫画の映像化だった。
ドラマ『たーたん』が突如制作中止になった原因は、未だに沈静化しない『セクシー田中さん』をめぐるトラブルだった。
昨年10月期に放送されたドラマ『セクシー田中さん』の原作者・芦原妃名子さんがSNSなどの投稿により、自ら命を絶ってしまった。
「ドラマ『たーたん』が同じ小学館が版元であったことや、『セクシー』と同じチーフプロデューサーが名を連ねていたことで制作中止を余儀なくされた。スポンサーからもNGが出た。しかし、それ以上に今回は漫画の映像化に関し、小学館サイドが細かい確認事項とチェックを要求してきたため、NGになったんです。日テレは小学館との付き合いを見直し、同社が権利を持つ出版物には触らない方針だそうです」(前出・事情通)
当初は日テレと小学館のいさかいで終わると思われていたが、出演者にも大きな影響を及ぼしたのだ。
「ムロが日テレに、絶縁状に近い形で『たーたん』の次の企画ドラマ降板を申し出たそうです」(同・事情通)
『たーたん』中止の事情は分かったが、問題はそのあとだった。
「制作陣の口から出てくるのは『小学館が協力的でなかった』の責任逃れの言葉ばかり。さらに新企画ドラマの打ち合わせと称し、長時間拘束された揚げ句、アイデアが何も出てこない状態が3週間以上も続いたそうです」(同)
ムロツヨシが制作陣の態度にカチン?
決定打は出演料だ。
「ムロはドラマ『たーたん』で1本150万円~のギャラを提示されていた。しかし、新企画ドラマでも同じギャラだったそうです。話数が激減することは分かっており、コスパも悪い。ムロは自分のスタッフを養っているという気持ちで働いている。また、制作陣の投げやりな態度にカチンときたそうです」(同)
4月クールの土曜ドラマは、一体どうなってしまうのだろうか。
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