高知競馬では3月26日、『第26回黒船賞』(JpnⅢ・1400メートル)が開催される。
1998年創設の、高知競馬では唯一のダートグレード競走とあって、毎年大いに盛り上がる一戦。今後のダートグレード短距離路線を占う上で、重要な役割も担っている。
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過去10年を見るとJRA勢が8勝しており、4歳もしくは5歳の栗東所属馬の勝率は40%超えと断トツの成績を残す。
しかし、地方馬も18年エイシンヴァラー、22年イグナイターと兵庫所属馬が2勝しているほか、15年タガノジンガロ(兵庫)、18年ブルドッグボス(浦和)、21年モジアナフレイバー(大井)、22年ダノングッド(高知)、23年イグナイター(兵庫)がいずれも3着に入っており、特にここ3年連続で地方馬が3着を確保している。
地方の競馬場の中でも、特にコーナーのきつい高知の独特なコースを味方につけた地方馬の活躍が目立つ。
また前出のイグナイター、ブルドッグボスが、後にJBCスプリント(JpnⅠ)を制しており、地方所属馬にとっては最高の出世レースでもある。
4月の東京スプリント、5月のかしわ記念、そして古馬ダート短距離戦線の上半期の目標でもある6月のさきたま杯へと続くチャンピオンロード。さらに、その先のトップレースを見据え、今年も地方競馬界の新たなスターの誕生に注目したい。
コース経験済みの下位人気馬が狙い目!
さて、所変わって浦和競馬では27日、南関東3歳牝馬クラシック戦線が幕を開ける。
55年に創設された伝統の一戦『第70回桜花賞』(SⅠ・1500メートル)だ。牝馬3冠の緒戦として、数々の名牝が栄光を手にしてきた。
桜花賞トライアルのユングフラウ賞との関係が深く、過去10年で連勝したのは16年のモダンウーマンのみだが、ここをステップにして桜花賞を優勝した馬は6頭。ユングフラウ賞を小差で負けた馬にも逆転のチャンスが十分残されている。
また過去10年の1番人気の成績は【6・0・1・3】と優秀。ここ3年は1番人気が3連勝しており、信頼度は高そうだが、逆に2・3着に入ったのはたった1回のみ。ヒモには、浦和コースを経験済みの下位人気馬が狙い目だ。
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